舘ひろし&柴田恭兵、最強バディにインタビュー 先輩からの大切な教えを胸に“あぶ刑事”演じる
■先輩からの大切な教え
本作では刑事役の若手俳優とも共演する2人。撮影現場では、刑事としての振るまいをレクチャーするなど、先輩としての姿も見えました。そこで、自身の先輩の存在についても聞いてみました。 ――先輩から教えてもらって大切にしてる言葉は? 舘:僕はやっぱり渡(哲也)さんですね。30歳ちょっと過ぎてぐらいからかな。お芝居はちょっと面白くなってお芝居するようになったら「ひろし、芝居はするな」って言われました。ハートというか気持ちで芝居をすればいいっていうのを言われましたね ――今もずっとそうしてますか? 舘:ずっと芝居してないですよ僕(笑) ――柴田さんが先輩から教えてもらって大切にしてる言葉は? 柴田:若い時に原田芳雄さんとお会いすることが(あって)、まだ始まったばかりで「全力投球で僕頑張ります」って言ったら、原田さん「いいぞ。恭兵、全部出し切れ」と。「あ、そうか。全部出し切るんだな。よし、どんな作品でもその時の自分を全部出し切れたらいいな」と思って、そんなふうにやってきました
■2人にとっての“あぶ刑事”
――最後に、2人にとって“あぶ刑事”はどんな存在ですか? 舘:宝物。きっと俳優にとって代表作があるのはすごく幸せだと思うんですね。僕にはいくつかありますけれども、本当にこの『あぶない刑事』っていうのは僕の代表作だと思うし、それに出会えた、柴田恭兵という俳優さんに出会えた。それは僕もやっぱり宝物だと思います 柴田:タカとの出会いですね。もちろん、(仲村)トオルくんとかあっちゃん(浅野温子)とか他のスタッフ、ベンガルさんとかみんなで作り上げたものなんですけども、でも舘さんでなかったら、こんなコンビは生まれなかったんだろうなって思います。 舘:そうですね、奇跡だと思う。本当に。全く違うんだもん 柴田:わがままなタカさんで良かったんです(笑) 舘:すみません(笑)