【陸上】やり投・北口榛花がアスリート・オブ・ザ・イヤー!女子フィールド種目初の快挙/陸連アワード
日本陸連の年間表彰を発表する「日本陸連 アスレティックス・アワード 2023」が12月20日、都内で開かれた。 2023年アスレティックス・アワード受賞者と歴代MVPをチェック 2023年においてその活躍が最も顕著であった競技者に贈られる「アスリート・オブ・ザ・イヤー」には、女子やり投の北口榛花(JAL)が選出。女子フィールド種目としては初で、投てき種目でも2012年の室伏広治以来、11年ぶりとなる。 北口は今夏のブダペスト世界選手権において、女子トラック&フィールド種目において史上初の金メダルを獲得。自身が持つ日本記録も2度塗り替え、ダイヤモンドリーグ・ファイナルでは日本人初優勝を成し遂げた。 優秀選手賞は、男子35km競歩でブダペスト世界選手権銅メダルを獲得した川野将虎(旭化成)が2年連続で受賞したほか、男子110mハードルでブダペスト世界選手権5位の泉谷駿介(住友電工)、男子100mで世界選手権2大会連続入賞のサニブラウン・アブデル・ハキーム(東レ)、男子3000m障害でブダペスト世界選手権6位の三浦龍司(順大)、女子5000mでブダペスト世界選手権8位、日本記録樹立の田中希実(New Balance)が選ばれた。 また、東京運動記者クラブが選出する新人賞は、男子110mハードル日本タイ記録の村竹ラシッド(順大)と、マラソングランドチャピオンシップ(MGC)優勝でパリ五輪を決めた女子マラソンの鈴木優花(第一生命グループ)が受賞。 日本陸連選出新人賞は、男子三段跳でU20日本記録を樹立した宮尾真仁(東洋大)、女子400mハードルでU20日本記録を樹立した瀧野未来(京都橘高3京都)が選ばれた。 また、コロナ禍だった2021年に国際競歩審判員(IRWJ)として来日するなど協力・貢献したとしてフン・ワンタク氏(台湾)に特別賞が贈られた。 式典ではブダペスト世界選手権で入賞者への報奨金も授与。日本グランプリシリーズ年間王者である男子・野本周成(愛媛陸協)、女子・寺田明日香(ジャパンクリエイト)も表彰された。