ドラ1には届かずも…「ドラフト13番目」の指名選手(5)現役最強の「火消し役」
いよいよ球春到来を迎えたプロ野球。2023年ドラフト会議では計122人が指名され、NPB入りの切符を掴んだ。中でもドラフト1位入団の選手には大きな期待がかけられるが、ウェーバー順となる2位指名の選手の中にも、ドラ1候補と目されていた実力者が多くいる。ここでは、ドラフト13番目の指名でプロ入りした現役選手を紹介したい。
比嘉幹貴(オリックス・バファローズ)
・投打:右投右打 ・身長/体重:177cm/77kg ・生年月日:1982年12月7日 ・経歴:コザ高 - 国際武道大 - 日立製作所 ・ドラフト:2009年ドラフト2位 熟練された投球術で多くの修羅場をくぐり抜けてきた比嘉幹貴も、ドラフト13番目での入団であった。 日立製作所から2009年ドラフト2位でオリックス・バファローズに入団。即戦力の期待を受け、ルーキーイヤーからリリーフで24試合に登板した。 その後も中継ぎ一筋でキャリアを積み上げ、2014年には62試合登板、27ホールドポイント(7勝20ホールド)、防御率0.79と圧巻の数字。 一時は不本意なシーズンが続いたが、2018年以降は再びブルペンに欠かせない存在に。2022年は30試合登板で防御率2.53の好成績を残すと。同年の日本シリーズでは5試合でマウンドに上がるなど大車輪の活躍を見せ、26年ぶりの日本一に大きく貢献した。 40歳を迎えた2023年も、衰え知らずの投球を披露。31試合に登板し、防御率2.25と安定感を発揮した。
ベースボールチャンネル編集部