Seriaのクッキーの抜き型＝前川さなえさんのSNS投稿から

鳥獣戯画に臓器に古銭……。100円ショップで売られているちょっと変わったクッキーの抜き型が人気です。種類によっては手に入れるのが大変だったというものも。販売するSeria（セリア）に狙いを聞きました。 【画像】食べるのがもったいない！　鳥獣戯画のカエルやウサギのアイシングクッキー

作るときにはコツが必要

先日、Xでは鳥獣戯画のクッキーが話題になりました。作ったのは、漫画家でイラストレーターの前川さなえさん（@puninpu）。 「買っちゃうわこんなん」という文言とともに、鳥獣戯画の型でつくったアイシングクッキーの写真を投稿したところ、8.9万もの「いいね」がつきました。 「可愛すぎる」「もったいなくて食べられない」「セリア、こんなの売ってるんだ」「早速買いに行こう」「3軒目でようやくゲットできた」などといったコメントも付いています。

土偶、ツタンカーメン、臓器…

100円ショップ「Seria」では昨年から、一風変わったクッキーの抜き型が販売されています。 はにわや土偶、銅像といった古代をモチーフにしたもの、メジェドやツタンカーメンのマスクをモチーフにしたエジプトのもの、腸や心臓、肺をモチーフにした臓器のもの……。 クッキーをつくるにしては、かなり攻めた形のような気がしますが…。 実際につくった前川さんは、「鳥獣戯画の細かい描写も再現されているので、型から生地を外すのにちょっとコツがいります。焼いてそのままでもかわいいですが、アイシングをほどこすとより楽しく仕上がりました」と話してくれました。 鳥獣戯画クッキーの作り方は、前川さんのブログでも紹介されています。

驚くようなデザインを

なぜ、こんな変わったクッキー型を販売しているのでしょうか。 Seriaの担当者は、「はにわや土偶といった変わったクッキーの抜き型を2023年に販売したところ、お客様から反響をいただき、話題になったため、徐々にバリエーションを増やしました」と話します。 特に、鳥獣人物戯画やエジプトをモチーフにしたものが人気だといい、「こんなのがクッキー型になるの！？と驚くようなデザインをそろえています」ということです。 ただ、鳥獣戯画のクッキー抜き型は人気すぎて欠品してしまっている時期もあったそう。「現状では生産が追いついていますが、もし店頭に在庫がない場合は注文して、取り寄せが可能です。ぜひ作ってみてください」