ジェットスター・ジャパン、運賃タイプ刷新 Plus・Flexで好みのオプションに
ジェットスター・ジャパン(JJP/GK)は6月4日、同日付で運賃タイプを刷新し、新しい運賃体系に移行したと発表した。4つあるエコノミークラスの運賃タイプのうち、基本運賃の「Starter」を除く3つがリニューアル対象で、利用客の好みに合ったオプションを用意する。 【表】刷新後のエコノミークラス運賃区分 運賃タイプの名称は「Starter」「Starter Plus」「Starter Flex」「Starter Flex Plus」。それぞれStarterをベースとし、Plusには受託手荷物や座席指定、食事などサービスのオプションが、Flexには日付や時刻など便変更に関係するオプションを中心に付帯する。 今回のリニューアルでは機内持ち込み手荷物の上限を7キロに、受託手荷物の上限を20キロに統一する。また「ちゃっかりPlus」「フレックスBiz」「しっかりMax」の愛称を廃止する。今回変更のないStarterはジェットスターの基本運賃で、機内持込の手荷物は7キロまで。受託手荷物と座席指定は有料となる。 Starter Plusは、受託手荷物と座席指定、食事・飲み物が含まれる。受託手荷物20キロまでで刷新前の10キロから引き上げる。座席は「スタンダードシート」のみ指定できる。食事と飲み物は国際線で提供し、国内線は500円分のバウチャーを用意する。便の変更や払戻には対応しない。 Starter Flexは、日付・時刻の変更や運賃の払い戻しなどが含まれる。また、座席指定も可能で、スタンダードシートのほか、前方にある「アップフロント・シート」も指定できる。食事と飲み物は、豪州のジェットスター航空(JST/JQ)が運航する一部便のみで提供する。一方、機内持ち込み手荷物の上限は、従来の14キロから7キロに引き下げる。 Starter Flex Plusは“全部載せ”のような運賃で、受託手荷物と座席指定、食事・飲み物、便の変更などが含まれる。座席指定は足もとが広い「エクストラ・レッグルーム・シート」を含む、すべてのエコノミークラス座席が対象となる。一方、受託手荷物の上限は、従来の30キロから20キロに引き下げとなる。 ジェットスターによると、今回の刷新はこれまでの料金体系を一新。利用客からの意見やトレンドなどを反映し、付帯するオプションの内容を1つひとつ設定し直したという。同社では「多様なニーズに応え、旅行体験をより充実したものとする。高い柔軟性、利便性、付加価値を提供する」としている。
Yusuke KOHASE