王将戦第1局は藤井八冠が先勝!対局前には部屋の“照明”をめぐりバチバチ火花も!?
去年行われた「叡王戦」でも藤井八冠に挑んだ菅井八段。1勝3敗で敗れはしたものの、どの対局も熱戦で「振り飛車」の可能性を示してきた。菅井八段の将棋への覚悟を宿した戦法に、藤井八冠も「菅井八段とは去年の叡王戦でも対局して、その時もこちらが苦戦する将棋が多くあったので、今回も大変なシリーズになるのかなと思っています」と王将戦前の取材で答えていた。
王将戦第1局は藤井八冠が勝利
菅井八段の思いに感化されたのが、一宮市出身のトップ棋士・豊島将之九段。公式戦でほとんど使ってこなかった「振り飛車」を去年公式戦で3局指すなど、菅井八段の影響で自身の戦法を進化させていた。「菅井さんが指している形とは違うような形も研究して取り入れたりしています」と豊島九段は話す。
様々な影響を与える「振り飛車のスペシャリスト」対「最強の棋士」の第1局は、藤井八冠が勝利を奪取した。