<僕のヒーローアカデミア>予想だにしないピンチ到来… ヒーローたちの決死の覚悟に「みんながMVP!」と賞賛
堀越耕平による大人気コミックを原作としたTVアニメ「僕のヒーローアカデミア」(毎週土曜夕方5:30-6:00、読売テレビ・日本テレビ系/ABEMA・ディズニープラス・FOD・Hulu・Lemino・TVerほかで配信)の第150話が8月3日に放送された。ついに死柄木弔のもとへ到着したデク。それまでの間、予想だにしないピンチに翻弄されながらも未来を紡ぐため敵(ヴィラン)に食らいついていったヒーローたちに視聴者から賞賛の声が上がった。(以下、ネタバレを含みます) 【写真】倒れる爆豪に寄り添うベストジーニスト(ほか、第150話場面カット) ■「僕のヒーローアカデミア」 本作は、「週刊少年ジャンプ」(集英社)にて2014年32号より連載の堀越耕平による人気コミックを原作としたアニメ作品。総人口の約8割が何らかの超常能力“個性”を持つ世界を舞台に、“無個性”の少年・緑谷出久(通称:デク、CV:山下大輝)が、憧れのNo.1ヒーロー・オールマイトの“個性”を受け継ぎ、名だたるヒーローを多く輩出する雄英高校のクラスメイトたちと共に最高のヒーローを目指していく物語だ。 “ヒロアカ”の愛称で親しまれ、原作漫画は最新41巻まででシリーズ世界累計発行部数が1億部を突破。現在テレビアニメ第7期が放送中、さらに劇場版第4作「僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ユアネクスト」が公開中となっている。 ■未来を阻もうとする敵(ヴィラン)たちの隆盛 窮地の中で生み出した新技“クラスター”で死柄木弔(CV:内山昂輝)を驚愕させる攻撃を見せた爆豪勝己(CV:岡本信彦)。しかし、無情にも死柄木の一撃がその胸を貫き、心臓が停止してしまうのだった。仲間たちが愕然とする間にも、勢いづいた死柄木は「次は誰が緑谷出久のプレゼントになる!?」と攻撃を仕掛ける。 その頃、轟焦凍(CV:梶裕貴)や飯田天哉(CV:石川界人)らがいる神野区でも信じられないことが起きていた。荼毘(CV:下野紘)が轟の新技“赫灼熱拳・燐”を模して復活を果たしたのだ。荼毘が全身から放つ青い炎に、エンデヴァー(CV:稲田徹)のサイドキックたちが次々と焼かれていく。 リ・デストロ(CV:平田広明)の意志を継ぎ、ヒーローも敵もいない真の自由社会を目指すスケプティック(CV:杉田智和)は「天空の棺」を動かすシステムに侵入。予想だにしなかった出来事が次々と起こる中、ヒーローたちをさらに追い詰めるのが巨悪オール・フォー・ワン(AFO/CV:大塚明夫)の変化だ。 AFOはエンデヴァーの必殺技“プロミネンスバーン”をゼロ距離で受けた。しかし、ダメージを受けるどころか、みるみるうちに若返り、全盛期の肉体を取り戻すAFO。常闇踏陰(CV:細谷佳正)は「あれは…エリちゃんの…… !?」と、その理由をすぐに見抜く。そう、AFOはエリの人や物を「巻き戻す」“個性”から作り出した薬物を使ったのだ。もともとは死穢八斎會が密造していた“個性”因子を破壊する精製液を死柄木が強奪したもの。“ドクター”こと氏子達磨(CV:稲葉実)がこれを改造し、いざという時のためにAFOへ渡していた。 AFOはエンデヴァーの攻撃で少なからず焦りを感じたのだろう。時間がどんどん巻き戻され、最終的には消滅してしまう薬物を捨て身の覚悟で使用したのである。自身が消えても、“夢”のバトンはすでに死柄木へと引き継がれているというAFO。そんな彼の“夢”は、「世界中の未来を阻む」というシンプルで恐ろしいものだった。そのためなら手段を選ばないAFOが全盛期の肉体を取り戻した今、ヒーローたちは最大のピンチに直面している。 ■ヒーローたちの決死の覚悟が紡ぐ未来 アメリカのNo.1ヒーロー、スターアンドストライプ(CV:朴ロ美)が死柄木との対戦で命を落としたことで世界は大きく揺れていた。各国は自国を守るために死柄木を倒すことよりも取り入る方向性にシフトチェンジし始める。 アメリカもその動きを見せ始める中、スターの決死の戦いを見届けたアグパー司令(CV:山口恵)は大統領に強く抗議。「少年少女は大人を見て育つんだ」「大人はその少年たちを支え共に紡ぎ、そしてまた次へーー」「その為にヒーローは力を行使してきたんじゃないのか!!」という熱い言葉が胸を打った。 そして、その言葉通り、大人たちが次々とピンチの中で立ち上がる。最初に動いたのは、「天空の棺」にいるエッジショット(CV:鎌苅健太)だ。体を薄く細く引き延ばせる“個性”で、どこにでも忍び込む忍者ヒーロー。研鑽を重ね、縫合糸レベルにまで身体を細く引き伸ばせるようになったエッジショットは「今、止まった心臓は我々が決して失ってはならぬ命だ!!」と、爆豪の心臓に忍び込み、内からの心肺蘇生を試みる。 しかし、これは捨て身の技。エッジショットの身体は流血が止まるほどに引き締まり、徐々に生命は削られていく。だが、それも覚悟の上で爆豪=若者の命を救おうとするエッジショットが、その回で最も活躍したキャラを視聴者の投票により選ぶ「MVヒーロー」#ヒロアカMVPで1位に選ばれた。 そんなエッジショットに触発され、ボロボロの身体で死柄木に食らいついていったミルコ(CV:木下紗華)。爆豪の攻撃によるダメージが徐々に効いてきたこともあり、死柄木は窮地に。しかし、そのストレスにより死柄木の身体は“最適な形”を導き出す。次々とヒーローたちが倒されていく中、死柄木に唯一見向きもされなかった通形ミリオ(CV:新垣樽助)は為す術を失っていた。そんな中、マンダレイ(CV:川崎芽衣子)から雄英校舎を囲む電磁バリアを一瞬解除するため、二秒持ち堪えるように指令が入る。それは、あるヒーローが到着したことを意味していた。 その時、ミリオが思い出したのはサー・ナイトアイ(CV:三木眞一郎)の言葉だ。「元気とユーモアのない社会に明るい未来はやって来ない」。その言葉を胸に、「桃がなってるよ!!」と死柄木の前にお尻を突き出したミリオ。死柄木が一瞬怯んだ間に、雄英に到着したのがデクだ。その姿を死柄木が認識した瞬間、デクは“SMASH”を打ち込む。“侵す者”敵(ヴィラン)と、“禦ぐ者”ヒーローの息もつかせぬ攻防戦が描かれた第150話。放送後、SNSは視聴者からの「自分の命に変えてでも紡いでくれるエッジショットめちゃくちゃカッコ良すぎて泣いた」「ミルコの足掻き素晴らし過ぎる」「ナイトアイが認めたユーモアで2秒の未来を稼いだミリオカッコよかったよ」「みんながMVP!!!」と各ヒーローへの賞賛の声で溢れた。 ※朴ロ美のロは、正しくは王へんに路 ■文/苫とり子
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