豪華客船「クイーン・エリザベス」が大阪港に初入港
お父さん、どえらい船が来てるわ──。大阪市港区の大阪港に22日、豪華クルーズ客船「クイーン・エリザベス」が入港。大阪へは初入港とあって、港区やその対岸の此花区周辺では早朝から多くの見物人が訪れ「ごっついなぁ」といった声が多く聞かれた。
いつもは静かな朝の大阪港が尋常ではない、にぎやかな雰囲気に包まれた。同市港区の男性(45)は「朝からヘリコプターがようけ飛んできたから、もう来たのかと驚いた。予定の時間(午前8時)より早かったなあ」と話し、着岸した船を眺める。 大阪市港湾局によると、大きさは総トン数 9万901トン、全長 294メートル、乗客定員2081人とあって、あちらこちらで「よくこれだけのものが動くなあ」という声も上がっていた。 そんな船を撮影しながら「お父さん、どえらい船来てるわ」と興奮して話す大阪市内の70代女性は、後ろを歩く夫に「早くおいで」と促す。「こんなに大きいとは思わんかった。いつか乗ってみたいな。ちょっと写真撮るから話しかけんとって」と夢中でシャッターを切っていた。