【ソフトバンク】藤井皓哉が1400万増 来季の目標は「ケガしない」今季の過酷な状況告白
ソフトバンクの藤井皓哉投手(28)が26日、福岡市内の球団事務所で契約更改に臨み1400万円アップの7000万円でサインした。 今季は救援として40試合に登板し2勝1敗1セーブ19ホールド、防御率1・80の成績を残した。9月に腰痛の影響で出場選手登録を抹消され、それ以降はポストシーズンを含めて登板がなかった。 8月には〝その日暮らし〟で腰の状態を確かめながら投げていた藤井。当時について「今だから明かすというか、きれいには歩けなかったですし試合前の練習で走ることもできなかった。人に見せられるようなキャッチボールをしていなかったです」と抹消前の過酷な状況を明かした。「できることなら投げたい」という一心で10月には傾斜で投球を再開。強い気持ちを持って挑んだが、腰痛が再発した。 現在は「トレーニングに関しては前にやってきたことに少しずつ近づいている」と動く中での制限はない。来季の目標を聞かれた際には「とにかくケガをしないこと」と真っすぐな目で語った。具体的な数字を設定することはなく「ケガをしなければ勝負できる自信がある」と自身のコンディション調整に力を注ぐ構えだ。 球団にはリリーフの分業制に合わせた査定の見直しも要望した。来季ホークス移籍4年目を迎える右腕はシーズン完走を目標に救援陣を支えていく。
東スポWEB