<ガンプラW杯>OVER-21日本代表 ターンXの起動シーンのジオラマ ガンダムの歴史の重厚さを感じる力作
アニメ「ガンダム」シリーズのガンプラ(プラモデル)の作り手世界一を決めるコンテスト「ガンプラビルダーズワールドカップ(GBWC、ガンプラW杯)」の第12回「ガンプラビルダーズワールドカップ 12thトーナメント」の日本大会決勝戦が12月14日、ガンダムベース東京(東京都江東区)で開催され、21歳以上のOVER-21コースで、FAグリーンさんの「Regeneration」が優勝し、日本代表に選ばれたことが分かった。新たなる姿となり、よみがえったターンXの起動シーンをジオラマで仕上げた。制作期間は約4カ月。「MG」シリーズのターンXをベースに4、50種類のキットを組み合わせた。 【写真特集】日本代表に選ばれた力作 よく見るといろいろなガンプラが! 写真を一挙に
月光蝶の形状、色調にこだわったといい、曲面のパーツを使いながら恐ろしくも美しい姿を表現した。審査員は「遠くから見た時に引き込まれるような魅力があり、近くで見てみると、ここにこのパーツを使ったんだ!となる。歴代のガンダムの意匠が盛り込まれていて、ガンダムの歴史の重厚さを感じる奥深い表現をされている」と評価した。
FAグリーンさんは、2022年に15歳以上、20歳以下のU-20コースで日本代表に選ばれたことがある。同年は惜しくも世界一を逃したが、雪辱を果たすべく、頂点を目指す。
GBWCは、ガンプラの工作や塗装技術、アイデアなどを競う国際大会で、2011年に始まった。6歳以上、14歳以下のU-14、15歳以上、20歳以下のU-20、21歳以上のOVER-21の3コースがあり、日本、オーストラリア、カナダ、ヨーロッパ&中東、香港特別行政区、インドネシア、中国内地、マレーシア、フィリピン、シンガポール、韓国、台湾、タイ、英国、米国、ベトナムといった16の国と地域で開催される。5月以降、各エリア、地域大会が順次開催され、代表を選ぶ。各代表は2025年2月22日に行われる世界大会決勝戦に出場する。
U-14コースは、ゆわっしーさんの「友へ…」、U-20コースは、彦夏さんの「Beyond・The・ AXIZ」が日本代表に選ばれた。