「攻めまくって勝ちたい」14歳の小野寺吟雲、初の五輪代表確実…スケートボード男子ストリート
【ブダペスト=井上敬雄】アクションスポーツのパリ五輪予選シリーズ(OQS)第2戦は22日、ブダペストで第3日が行われた。スケートボード男子ストリート準決勝で14歳の小野寺吟雲(ぎんう)が合計272・13点で2位となって8人で行われる決勝に進み、他の日本勢との獲得ポイント差により初の五輪代表を確実にした。
世界ランキング1位で今大会を迎えた小野寺は、45秒間自由に滑るラン1本目から、持ち味の板を縦横自在に空中で回転させるテクニカルな滑りで2位で折り返し。「1本目からバシッと決められてうれしかった」と勢いに乗ると、一発の技を競うベストトリックでも、レールに飛び乗って板後端で滑り、最後に縦1回転して着地するなど高難度の技を次々成功させた。
パリ五輪出場を確実にしても、「ただ、この大会に集中して自分のスタイルで、今日みたいに攻めまくって勝ちたい」。満足することなく、高みを見据えた。