【阪神】才木浩人、7回1失点でリーグ単独トップ8勝 球団歴代4位となる35回1/3連続無失点
◆日本生命セ・パ交流戦 ソフトバンク1―4阪神(16日・みずほペイペイ) 阪神先発の才木浩人投手(25)は7回5安打1失点でリーグ単独トップの8勝目を挙げた。6回まで球団歴代4位となる35回1/3連続無失点を継続するなど、今季4度目の連敗ストップに成功した。 4度目の連敗ストップは、エースの風格だ。才木が自己最長の8連勝で、再びハーラー単独トップに立った。初回の大量援護に「いきなり4点は、めっちゃ久々。逆にちょっと難しい」と苦笑い。4回まで毎回走者を許したが「今日はこういう日やな。粘りかな」と冷静だった。6回に3者連続三振を奪うなど、9Kでリーグ最多タイの71奪三振まで伸ばした。 6回まで続いた連続無失点は35回1/3。村山実とバッキーの34回を超え、藤川球児(47回2/3)、小山正明(47回)、江夏豊(41回)に続く球団歴代4位に名を連ねた。パ・リーグ相手にも昨年から44回連続無失点。2年連続の交流戦防御率0・00は逃したものの、圧巻の数字が並ぶ。 7回に浴びた近藤のソロは、3ボール1ストライクから高めの直球を右中間のテラス席に運ばれた。「ああいう(熟練の)打者にも初球から勝負できるように」とカウント負けを悔やんだが、文句なしの117球だ。今季は僅差ばかり。岡田監督も「(4点差で)安心してしまうかも。投手コーチに、それだけ注意せえと言うた」と明かしたが、心配無用の安定感が光る。(安藤 理)
報知新聞社