今度は約5万羽飼養のブロイラー農場で高病原性疑い 遺伝子検査陽性なら対策本部会議開催 岩手・軽米町 県内で家きんの鳥インフルエンザ相次ぐ
岩手県は4日、軽米町の養鶏場1か所で飼育されている食肉用のニワトリ(ブロイラー)が「高病原性鳥インフルエンザ」に感染した疑いがあると発表しました。現在遺伝子検査が行われていて、5日朝に結果が判明する予定です。 県によりますと、4日午前11時、約5万羽を飼育している軽米町の養鶏場から、死亡するブロイラーが増え続けていると報告がありました。県が簡易検査をしたところ、10羽のうち9羽が陽性となり、高病原性鳥インフルエンザの疑いがあるとしました。 現在県の中央家畜保健衛生所で遺伝子検査が行われていて、5日朝に結果が判明する予定です。陽性と判定された場合、県庁で県の対策本部会議が開かれ、対応について協議されます。 県はこの養鶏場に対して飼育しているブロイラーや生産物等の移動自粛、部外者の立ち入り制限といったまん延防止措置を徹底するよう要請しました。発生農場の周辺の飼育状況も調査しています。 岩手県内は2日、盛岡市にある採卵用のニワトリを飼育している養鶏場1か所から、今季全国18例目となる高病原性の疑われる鳥インフルエンザが確認され、約12万羽の殺処分が進められています。
IBC岩手放送