福島県須賀川市在住の松本悠以さん考案のキャラクター「ポセミン」世界デビューへ アジア巡回アート展に出品
福島県須賀川市在住の松本悠以さん(30)が考案したキャラクター「ポセミン」が世界デビューを果たす。出品したアートコンペティション「A2A JAPAN Competition 2024」で銀賞に輝き、作品が来年にタイ・バンコク、台湾・台北市などで開催される巡回展に出展される。 松本さんは鳥取県出身。4年前に県内に住み始め、今年2月に須賀川市内にアトリエを設けた。ポセミンは生きる上で困難を抱えながら、仲間たちと日々を過ごしているというキャラクター。自身の境遇を重ね、高校生の頃から描いている。交流サイト(SNS)や個展で物語や文章を発信し、共感を呼んでいる。 松本さんは自分に合う場所を求め、移住した経験をポセミンに重ねる。「海外での展示は夢だった。自分が生きやすい環境を探したように、ポセミンが一番はまる場所を探したい」と新たな挑戦に意欲を見せた。 コンペティションはギャラリーチーム「A4」などでつくる「A2A(ART to ASIA)プロジェクト」の一環。230人を超える応募から、インスタグラムを利用した1次審査を80人が通過した。11月に都内の渋谷ヒカリエで行われた最終審査で、5組が金賞、8組が銀賞に輝いた。