昔ながらの日本食が腸を老けさせないポイント! 腸活第一人者の内藤裕二先生に最新のたんぱく質事情を聞いた
レッドミートを避けた方が良い理由とは?
地球の環境や持続可能な資源のため、動物性たんぱく質から植物性たんぱく質へのシフトチェンジが世界的な動きであると述べましたが、身体的な話で行くと、動物性たんぱく質は内臓の老化を早めることで、見た目の老化に繋がるということも研究から明らかになっているそうです。
マウスを使った実験では、高脂肪・高たんぱくの食事を与えたマウスは太り気味で、毛はボサボサだったが、食物繊維の多い食事を与えたマウスは体型も引き締まり、見た目も艶やかだったとか。 さらに高齢になってからは、たんぱく質を合成するスピードが極端に遅くなるという研究もあり、いつまでも肌や筋肉を健やかに保つという意味でも、植物性たんぱく質への置き換えは早ければ早いほど、健康に良い影響を与えてくれそうです。
3つの食品群「たんぱく質高含有食品」「食物繊維高含有食品」「日本食スコア12食品」の3つの円が重なるのが「大豆・大豆製品」とされ、「日本食スコア」の一つであり、たんぱく質と食物繊維が含有した食品ということがわかります。
「大豆・大豆製品」は、なるべく加工されておらず、添加物が少ないものを選ぶのがポイント。そして納豆は発酵食品にあたるので、大豆製品と混同しないよう注意が必要です。 『フジッコ』の「混ぜてたんぱく質プラス きざみ蒸し大豆」は、ご飯に混ぜたり、ひき肉の代わりに使ったり、使い方の幅が広いのも魅力ですね。夏バテ気味の時、冷ややっこや無調整豆乳はのど越しが心地よく、胃腸に優しくたんぱく質を摂れるのが嬉しいですよね。 健康のために高たんぱく質の食事を実践中の方は、ぜひ植物性たんぱく質に注目して、食事に取り入れてみましょう。
撮影・文◎亀井亜衣子