佐藤駿（左）と佐山未來（カメラ・臼井　恭香）

◆東京六大学春季フレッシュトーナメント▽第３日　立大６―３早大（５日・神宮） 　立大が早大に６―３で勝利した。先発の佐山未來投手（２年＝聖光学院）が６回２失点で勝利に貢献。打線もつながり、１０安打で６点を奪った。立大はＢブロックを１勝１分けで１位通過。６日に行われる優勝決定戦でＡブロック１位の慶大と対戦する。 　佐山が６回を４安打２失点にまとめた。５回に２点を失ったが、６回は３者凡退に抑えマウンドを降りた。「５回で整備入って、１回そこで気持ちリセットできた。ちゃんと切り替えて６回に入れたのでああいうかたちで終われた」と振り返った。 　先発を伝えられたのは２、３週間前。「ちゃんと準備しようと思ってしっかりやった」と入念に調整。寮で同部屋の塩野目慎士投手（４年＝足利）は「緊張している様子はなかった。いつも通り」と語ったが、本人は「緊張しました（笑）」と心中穏やかではなかったようだ。しかし、久しぶりのロングイニングにも関わらず、持ち味であるテンポのいい投球で試合を作った。 　昨秋は６試合に登板したが、今春は１試合のみの登板に終わった。「ずっとスタンドから見ることがこの春のリーグ戦は多かったので、本当に悔しかった」。その思いをこの日の試合にぶつけた。 　６日の慶大戦に勝利すればフレッシュトーナメント優勝が決まる。「昨秋のフレッシュリーグの決勝で負けているので、今年はなんとしても絶対優勝するという思い。明日勝って優勝したい」と慶大へリベンジを誓った。