“机バンバン”市長が斎藤知事に謝罪 対抗馬支持を表明した市町長らと懇話会「『公職選挙法違反の疑いは大丈夫ですか?』と聞きたい」 SNS戦略めぐる疑惑に知事は「弁護士に対応をお任せ」
17日投開票の知事選で当選した兵庫県の斎藤元彦知事。26日、2期目を迎えた知事と、県内の市長・町長との懇話会が開催され、29自治体の長が参加しました。 【動画】PR会社とは「契約書なし」 SNS戦略めぐり“公選法違反”の指摘
“机バンバン”市長が斎藤知事に謝罪 対抗馬支持を表明した22市町長と懇話会
兵庫県知事選挙をめぐっては、投開票日直前に22市町長が会見を開き、斎藤知事の対抗候補の支持を表明しました。その際、台をたたき、声を荒らげたことから批判が寄せられていたのは、相生市の谷口芳紀市長。 きょう26日の懇話会が始まる直前には、谷口市長が斎藤元彦知事に対し謝罪する場面もありました。 (谷口芳紀・相生市長)「大変、ご迷惑をおかけしておわび申し上げますと。そしたら知事さん、笑顔で『これから共に頑張りましょう』と。相生市もいろんな課題を抱えておりまして、斎藤知事もよく理解をしていただいて、これまでも応援をしていただきましたので、引き続き応援をしていただきたいと」
懇話会では対立は見られませんでした。 しかし、ある市長にホンネを聞くと… (稲村候補を応援した市長)「“手のひら返し”と言われるところが悔しいが、市民のために協力すべきところは協力する。正直『公職選挙法違反の疑いは大丈夫ですか?』と聞きたいが、それを聞ける場ではない」
PR会社とは「契約書なし」 SNS戦略めぐり“公選法違反”の指摘
斎藤知事の周りに浮上している、PR会社への報酬をめぐる公選法違反の疑惑。 いま問題となっているのが、知事選でのSNSの運用について。総務省によるとネットを利用した選挙運動への対価として報酬を支払っていた場合、公職選挙法の買収罪が適用される可能性があるとしています。 そのため、疑惑の矛先は斎藤知事に… 「SNSについてはあくまで斎藤、そして斎藤事務所が主体的にやっていたということです。(PR会社代表は)ボランティアとして個人で参加されたと認識しています。 しかし、コラムには「ボランティア」という文字はなく、仕事として広報活動をしていたと記載。両者の言い分が食い違う中、斎藤知事の代理人は「PR会社と契約書は交わしていないが、違法な業務の発注をしていない根拠を示すため、PR会社からの請求書を公開する」としています。