初の後楽園ホール進出が決まったプロレス団体が解散決定もダフ屋&不法投棄業者を追放して解散回避!
試合が始まると、数的不利のTTT本隊が不利な大乱戦となるも、瀧澤&神崎の若手コンビが躍動しベテラン勢から勝利を奪う金星で勢いづかせる。 しかし、インディー界の名タッグ“クレイジーラバーズ”を擁する渡鳥連合が地力で勝りじわじわと逆転。竹田&塚本のコンビネーションが光って瀧澤&神崎が敗退に追い込まれていくも、いぶし銀のミステリーが竹田を道連れにOTRする送りバント。ガッツも塚本をゴーストバスターで葬り、最後は長年のライバルであるガッツと秀旺の1vs1に。 ガッツは連撃を決めて勢いに乗り、トドメのラリアットを発射。しかし、秀旺がとっさにレフェリーを盾にしたことでラリアットがレフェリーにクリーンヒット。その衝撃で秀旺はOTRするも、レフェリーはガッツの反則負けを宣言。 秀旺のOTRよりもレフェリー攻撃の方が先に起きたことであるため、ガッツの反則負けが優先。TTT本隊が敗北して団体解散が決定してしまう。 しかし、この試合の請負人(自称)である大家健がリングに飛び込んできて「お前たちだけだよこんなの納得してんの!」とガッツvs秀旺のシングルマッチでの完全決着戦の実施を宣言。
緊急決定された2人のシングルは互いの歩んできた歴史を確かめ合うかのような肉弾戦が展開。 秀旺はお願い魅惑のターゲット(※垂直落下式ブレーンバスター)からチャンス of LOVE(フライング・ニールキック)。さらにロマンチックを突き抜けろ!(※変形バックドロップ)を狙うが、ガッツが振り払ってラリアットからお返しのフライング・ニールキック。 ガッツは大一番でしか出さないダイビング・クロスボディから後頭部へのラリアット、正面からのラリアットと連撃し、最後は必殺のフェイスバスターで叩きつけて3カウントを奪った。 試合後、秀旺が「まあ、色々ありました。2010年、メロン記念日解散。2023年、男闘呼組解散。そして2024年、本日、渡鳥連合、終わります」と潔く解散を宣言すると場内からは「えぇ~っ?!」と残念がる声が上がる。 なんやかんやで無理矢理な理屈を付けて次回以降もTTTに参戦し続けるかと思われていた秀旺だったが、大会後には今後約2年は活動拠点を中国に置いて現地の団体・MKWを中心に参戦していくことを説明。渡鳥は新木場から大陸へと羽ばたいていった。 一方、解散を回避したTTT本隊は大喜び。新たな外敵襲来の危機を感じつつも、今年12月28日に開催する初の後楽園ホールに向けて様々な仕掛けを施していくプランを語り、“拡大”をテーマに2024年の大躍進を誓った。