「共謀は恐喝のみ」強盗傷害の罪 被告が初公判で起訴内容を否認 仙台地裁
2023年5月、仙台市太白区の駐車場で男性を襲って大けがをさせ腕時計を奪ったとして強盗傷害などの罪に問われている暴力団組員の男の初公判が開かれ、男は起訴内容を否認しました。
起訴状などによりますと、仙台市青葉区の指定暴力団住吉会系組員の平間利幸被告(34)は2023年5月、仙台市太白区長町の駐車場で兄とおじと共謀し知人男性に暴行を加えて右腕骨折などのけがをさせた上、80万円相当の腕時計を奪った強盗傷害などの罪に問われています。 29日に仙台地裁で開かれた初公判で、平間被告は「共謀した事実はありません」と起訴内容を否認しました。 検察側は冒頭陳述で「平間被告が借金の担保として男性に預けた腕時計を奪い取るよう2人に依頼し、男性が抵抗できなくするよう指示していた」と指摘しました。 一方、弁護側は「平間被告は被害者が抵抗できなくなるほどの脅迫や暴行については想定しておらず、共謀したのは強盗ではなく恐喝にとどまる」と主張しました。
khb東日本放送