<山下大輝×村瀬歩>切磋琢磨してきた同志 “熱”と“冷”の声の魅力 アニメ「龍族」インタビュー
中国のファンタジー小説が原作のアニメ「龍族 -The Blazing Dawn-」。中国随一の映像美を誇るアニメスタジオ・HANABARA Animationが手がけ、大手配信プラットフォーム・テンセントビデオで、累計再生回数が5億7000万回を突破した人気作で、日本語吹き替え版が4月6日にTOKYO MXほかで放送をスタートした。普通の高校生として平凡な日々を過ごしていた主人公の青年ルー・ミンフェイが、ある日、人類の敵である“龍”を殺す精鋭を育成する学院に入学することになり、龍王たちを討伐する戦いに身を投じていく……というストーリー。日本語吹き替え版では、声優の山下大輝さんがルー・ミンフェイを、村瀬歩さんがミンフェイを「兄さん」と呼ぶミステリアスな少年、ルー・ミンゼイを演じている。二人に作品の魅力、収録の裏側を聞いた。声優として「ほぼ同期」という二人にお互いの魅力についても語り合ってもらった。 【写真特集】山下大輝、村瀬歩の熱い共演! 「龍族」圧巻の映像美 ミステリアスな美少年が!
◇体験したことがないレベルの映像美 会話のテンポの速さ
--4月にアニメが放送をスタートし、美しく迫力ある映像が話題を呼んでいます。作品の印象は?
山下さん 非常に美麗な映像という印象が強いです。背景の一つ一つに対しても、すごく手間ひまをかけていて、こだわりが詰まっているなと思いました。アクションシーンであったり、壮大な学院、カメラワークなどが本当に緻密に作られていて、スタッフの方々の熱意を感じます。
村瀬さん やはり映像のきれいさが、今まで体験したことのないレベルでした。「龍族」は、2Dアニメーションではあるのですが、3D的な表現と2Dの良いところを、2次元の画面に落とし込んでいる感じがして。どのような作画過程を経ているのかは分からないのですが、頭の中で想像したものをそのまま映像にしているかのようなすごさを感じました。本当にびっくりしました。レベルがすごいな!と。
--「龍族」は、表の世界の歴史の裏に、人類と龍族との戦いの歴史があった、という世界が舞台。ミンフェイが入学したカッセル学院には、世界中から龍の血を宿した人間が集められ、龍を倒す人材を育成しています。