昨季ブンデス2位に導いた手腕 ヘーネスがシュツットガルトで貫く攻撃的フットボール「創造性を発揮する姿を見るのが好き」
レヴァークーゼンに負けず劣らず面白いチームに仕上がっていた
残念ながら17日に行われたレヴァークーゼンとのDFBスーパー杯はPK戦の末に敗れてしまったが、セバスティアン・ヘーネス率いるシュツットガルトは昨季のドイツ王者レヴァークーゼン相手に堂々としたパフォーマンスを披露した。 シュツットガルトは今夏にFWセール・ギラシ、DFヴァルデマール・アントン、伊藤洋輝といった主力を手放すことになり、ブンデスリーガ2位に入った昨季に比べてチーム力は低下したかもしれない。 ただ、チームを指揮するヘーネスはアグレッシブな姿勢を崩さないだろう。昨季も流動的なアタッキングフットボールを貫いており、見る者を魅了するゲームを展開していた。ブンデスリーガ公式にて、ヘーネスも『ワイルド』な試合展開が好きだとコメントしている。 「私は選手たちがある程度自由に動き、創造性を発揮する姿を見るのが好きなんだ。昨季の得点数にも反映されていると思うが、我々はボールを持っていない時でも勇敢にプレイしてきた。アウェイでの試合であろうとも、対戦相手がどこであろうとも、非常に高い位置から圧力をかけ、常に素早くボールを奪い返すことに努めてきた。昨季はシーズンを通してそれを貫いたし、それが最終的な成功に繋がったんだと思う」 主力の一部は失ったが、17日のレヴァークーゼン戦も積極的な戦いだった。前半に相手が退場者を出したことも大きく影響しているが、あと一歩でタイトルに届くところだった。 シャビ・アロンソに負けず劣らずヘーネスも注目の青年指揮官だが、今季はどんなマジックを見せるのか。
構成/ザ・ワールド編集部