大雨被害も予定通りの原料確保 酒田市特産の刈屋梨を使ったスパークリングワインが完成
酒田市特産の刈屋梨を使った数量限定のスパークリングワインがことしも完成し、酒田市の蔵元で発表会が開かれました。 スパークリングワイン「梨のデアノイエ」です。原料は、刈屋地区特産のナシで、風で実が枝に擦れるなどして傷がつき、規格外になったものです。醸造は酒田市浜中の蔵元「オードヴィ庄内」が担当。品種は、和ナシの「豊水」と、刈屋産の「ラ・フランス」を6対4の割合でブレンドしました。ことしは、7月の大雨災害でナシの収量が大きく減り例年通りの製造が出来るか心配されましたが、予定通り500キロを確保してもらい仕込んだということです。 庄内酒彩倶楽部 池田吉伸会長「平成15年(2003年)の台風がきっかけでこの事業が始まった。今回もお互いに良くなればいいかなと思っている」 出来上がったワインはろ過をせず、オリを残したにごりタイプの微発泡性ワインに仕上げ、アルコール分は6%に抑えました。 オードヴィ庄内常務・佐藤宅真さん「和ナシも洋ナシも粒が大きい。糖度もあって甘みもあってラ・フランスは香りもあったので、ワインの方にも反映出来ているのではないかと」 このワインは、750ミリリットル入り1本2050円で、12月20日から庄内酒彩倶楽部とやまがた酒彩倶楽部に加盟する21の酒店で300本限定で販売されています。