[山口県]鉄道の日に新山口駅で「鉄道お宝展」 SLヘッドマークやブルトレのナンバープレートも
鉄道の日の14日、国鉄やJRのOBらが所蔵する貴重な鉄道用品を紹介する「鉄道お宝展」が山口市小郡令和のJR新山口駅であった。 西日本鉄道OB会広島地方本部とJR西日本が連携して例年この時期に広島県や山口県で開き5回目。新山口駅での展示は2回目で、山陽線本由良駅名誉駅長の長尾寛さん(76)や山口線篠目駅名誉駅長の大岡孝知さん(85)らがテープカット。SLやまぐち号のイベント運転時に蒸気機関車に掲げられた特別なヘッドマークや機関車のナンバープレート、かつて県内を走っていた蒸気機関車や特急列車の写真、記念の乗車券や入場券、メダルなど約160点の“お宝”がずらりと並んだ。 国鉄時代に客車に掲げられたほうろう製の行き先表示板や、東京と九州各地を結んだ寝台特急ブルートレインの運転士時刻表、ブルトレの電気機関車EF66形のナンバープレート、手書きの切符などが勢ぞろい。OBや現役のJR社員、鉄道ファンらは歴史が詰まった品々を眺めながら思い出話に花を咲かせていた。 同本部本部長の青野正さん(68)は現役時代、新幹線と在来線の保線業務に従事。「鉄道を身近なものと感じてより多くの方々に利用していただけるとありがたい」と話した。