中海と宍道湖沿岸を「8の字」に結ぶ高規格道路 国交省に整備推進求める 島根県の丸山達也知事「地方を守る石破政権で日本海側や山陰に目を向けていこうという姿勢を感じた」
島根県の丸山達也知事、鳥取県の平井伸治知事らがこのほど、東京・霞が関の国土交通省で吉岡幹夫事務次官に対し、中海と宍道湖沿岸を「8の字」に結ぶ高規格道路の整備推進を求めた。 要望は非公開。両県知事らによると、中海・宍道湖・大山圏域の人流や物流の活発化、災害時の道路網の確保に向け、整備の必要性を訴えた。吉岡事務次官は「日本海側の道路整備の重要性は石破政権の中で感じている」と応じ、8の字ルートのうち、鳥取県側の米子-境港間を結ぶ高規格道路(約21キロ)は、国や地元自治体でつくる勉強会の議論をまとめ、方向性を出す考えを示した。 終了後、取材に応じた丸山知事は「地方を守る石破政権で日本海側や山陰に目を向けていこうという姿勢を感じた」と述べ、平井知事も「長年の懸案の調整が進むのではないかと期待している」と話した。