クレジットカードが使えない? 利用拒否される6つの理由とその対処法(海外)
不正利用の防止など、クレジットカードが拒否される理由はたくさん存在する。 オンラインショッピングの際は、住所やカードの有効期限を間違って入力してしまうこともある。 自分の口座を定期的に確認し、期限通りに支払いを済ませ、不正利用の検知機能をうまく使えば、思いがけずカードの利用が拒否されることはなくなるだろう。 自動車に給油したときやホテルの支払いを済ませようとしたときに、クレジットカードが使えないと言われたらとても不便だ。 拒否される理由はたくさん考えられる。利用限度額に達したのかもしれないし、カード発行銀行が不正利用を疑ったのかもしれない。郵便番号など、カードの使用時に必要な情報を間違えて入力してしまうこともあるだろう。 でも、慌てる必要はない。「クレジットカードが拒否されても、あせったり恥を感じたりする必要はない」とクレジット会社のトモクレジット(TomoCredit)の創業者でCEOでもあるクリスティ・キム氏が説明する。「誰にだって起こることだから」 以下、クレジットカードが拒否される最も一般的な理由と、それらを避ける方法を紹介する。
クレジットカードが使えなくなる6つの理由
1. 利用限度額 すでに利用限度額に達したり、限度額が目前に迫ったりしているときはクレジットカードが拒否される。返済すれば利用できるクレジット額を増やすことはできるが、返済が処理されるまでに少し時間がかかることには注意しよう。それでも購入するなら、現金あるいは別の支払い方法を選ぶ必要がある。 2. 不正利用の防止 請求に不審な点があると、銀行や信用組合はカードの利用をブロックすることがある。高額の購入、外国での利用など、口座に普段とは異なる活動が見られたときに発生しやすい。自動車や宝石など、いつになく高額な買い物をするときは、購入手続きをする前にカードの発行会社に連絡しておいたほうが安心だ。 購入手続きの際に不正利用の防止機能が発動した場合、クレジットカードの裏に記載されているカスタマーサービスに電話をして、支払いを承認してもらおう。モバイルデバイスに不正利用の警告が届いた場合は、カード発行会社からの電子メールやテキストメッセージに返信するだけで、ブロックを解除できることが多い。 3. 海外旅行 カード発行会社に事前に通知せずに、州外や外国を旅行するとカードの利用が拒否されることがある。また、外国からの請求は、不正利用の防止機能が発動するきっかけになる。そのため、利用者本人が購入を承認するまで、カードの利用がブロックされることがある。 これは紛失や盗難により他人の手に渡ったカードが不正に利用されることや、個人情報の盗難による損害からカード利用者を守るための措置である。銀行や信用組合に連絡して、どこをいつまで滞在するかを伝えれば、また使えるようになる。 4. 返済が滞っている クレジット会社は支払いが滞っている利用者のカード使用能力を一時的に制限することがある。口座に返済の流れをつくることで、クレジット限度額までまた利用できるようになる。そのような停滞をなくすために、普段から最低限度の返済額だけは期限内に支払うようにしよう。 5. 誤ったデータの入力 ATMで現金を引き出そうとしたときや、オンラインショッピングをしようとしたときにカードが拒否された場合は、入力ミスをした可能性が高い。PINを正しく入力したか、もう一度確認してみよう。オンラインショッピングの場合は、カード番号、氏名、請求先住所、カードの有効期限、そしてセキュリティコードのすべてを確かめる。 クレジットカードの情報がアプリやコンピュータのブラウザに保存されている場合は、有効期限などの情報が最新のものであるかを確認すること。最近引っ越ししたばかりなら、請求先住所が古くなっている恐れもある。 支払時にPINが求められる場合は、PINを繰り返し間違えるとカードがブロックされる可能性があることも頭に入れておこう。これもカードや個人情報の盗難による不正利用を防止する仕組みだ。カードがブロックされたときは、そのカードの発行会社に連絡して解除してもらおう。 6. 有効期限が切れている 有効期限が切れたカードも利用が拒否される。新しいカードが郵送されてこなかったか、あるいはアクティベーション手続きをし忘れていないか、確認しよう。換えのカードがまだ届いていないなら、新しいカードがいつ発行されるのか、あるいは正しい住所に送られたのかを、銀行や信用組合に尋ねればいいだろう。
カードの利用拒否を避ける方法
カードが拒否される事態をなくすには、カードの有効期限を確かめ、外国に旅行するときにはそのことをクレジットカード会社に伝えておくように心がけよう。そして何より、不正利用の検知機能やそのほかの通知サービスを利用して、自分のクレジット口座をしっかりと管理すること。 「利用しているクレジットカードの発行会社で、支払期日や利用限度額への接近を自動で通知するリマインダー機能を設定しておけば、限度額まであとどれぐらいの余裕があるのかがわかりやすくなる」と、非営利団体Credit.orgで広報責任者を務めるメリンダ・オッパーマン氏は言う。「その結果、買い物の支払時に拒否されることが減るはずだ」
Jill Burke,Katherine_Fan