「打ち方を全部、ゼロにして最初から」坂倉将吾・広島カープ オフに試む4種のバッティング・ドリル 絶好調の自主トレを天谷宗一郎さんが密着取材
■4種のティーバッティング 坂倉選手が行うのは、4種類のティーバッティング。自身の、最適な体の動きをするための基礎練習になります。 坂倉将吾 選手 「まず最初、(右の)片手でこれですね」 天谷宗一郎 さん 「それ、何ですか? 初めて見たんですけど」 ■(1)手の向きを意識 坂倉将吾 選手 「これはインコースを打つイメージですね」 天谷宗一郎 さん 「よくみんなが言う “縦振り” のような?」 坂倉将吾 選手 「そうですね。“縦振り” のイメージで。こうはなりたくないので。ぼくが力が入るところもこういう力の入り方らしくて、手首(の向き)がこうなっていたり、まっすぐだといけないので、右手はこういうイメージですね」 天谷宗一郎 さん 「人によってそれぞれ?」 坂倉将吾 選手 「はい、違うので。次は、これです。これ(今の手首の向き)のまま振る。振るというより肩で。だからヘッドがこういうふうにならない」 ■(2)ヘッドの意識づけ 天谷宗一郎 さん 「なるほど」 坂倉将吾 選手 「ただのイメージなので」 天谷宗一郎 さん 「意識づけみたいな…」 坂倉将吾 選手 「こういうふうに使うイメージです。で、次がこうですね」 天谷宗一郎 さん 「インサイドのイメージ?」 ■(3)足の使い方 坂倉将吾 選手 「いや、これは、ぼくは右足が前へ、左足が後ろの方へが、力が入るところなので、こういうふうに打つのがいいと」 天谷宗一郎 さん 「へえ。次は、横からの?」 坂倉将吾 選手 「左手ですね。左手は遠回りしていって、ここで打つイメージですね。ここで、真横から(ボールが)来るのをセンターに打つイメージです」 ■(4)左手の使い方 天谷宗一郎 さん 「それはどういう意図?」 坂倉将吾 選手 「これはもう左手の使い方」 天谷宗一郎 さん 「そのほうが体が使えるという…」 坂倉将吾 選手 「はい」 自身の体を最大限に活かすために考案された坂倉選手専用ドリル。早くもその成果が出ているのか、キャンプ前にしてかなりの状態に仕上がっていました。