timelesz「“5人のSexy Zone”にこだわっていた」 オーディションへの覚悟と新メンバーへの期待を語る
“5人のSexy Zone”にこだわっていたからこそ生まれた覚悟
――改名して、オーディションが始まって、Netflixでの配信も決まって、今は過渡期だと思います。この3カ月のなかで、timeleszとして、timeleszのメンバーとして、どういう実感のなかで過ごしていますか? それは「これからtimeleszになっていくんだな」という実感なのか、「もうtimeleszとして強くなっていくだけだな」という実感なのか。最後に教えてください。 松島:もう3人になった時点で、timeleszとして軸を固めていかなきゃいけないなって思ったので、僕のなかではtimeleszとしての自覚を持って仕事に取り組めているかなって。我々3人が固めておくことによって新メンバーも入ってきやすくなりますし、ちゃんと責任と覚悟を持ったうえで、今いろんなことと向き合っているかなと思ってますね。ファンの皆さんもそうですし、ファンではない方からのプロジェクトに対する意見も受け止めながら、(候補生からも)アイドルに対して、エンターテインメントに対しての想いというものをたくさん聞きましたし、それが刺激になって、このプロジェクトを絶対に成功させて、やってよかったなと思ってもらえるようなものにしたいなと思ったので、今はちゃんと自覚を持ってやれています。 菊池:今松島からもありましたけど、いきなりメンバーを増やして「新生timeleszです」というよりも、3人でちゃんと基盤を作って、ベースを作ったうえで新メンバーを迎え入れるっていうのがいちばん僕たちのなかで腑に落ちたというか、これが正攻法かなと思って、この選択を採りました。 もうひとつ言うのであれば、3人のtimeleszというこの時間も貴重な時間だなと思っていて。今回のライブツアー、オリジナルメンバーだけで今までの曲とか今までのパフォーマンスを披露するのは今しかないので、それはすごく大事にしたい瞬間だよねと3人で話していて。だから、今回のライブツアーはそういう作りにしていて、これまでのSexy Zoneというもの――もちろん時間の許す限りですべてはできないけど――「もう僕らがやり残したことはない」と言えるように、3人のオリジナルメンバーでのパフォーマンスというのを今まさにやっていて。そういった側面でも、3人だからこそできることとか感じてもらえるものが多くあると思うので、そこは大事にしながら。だから、今回のツアーも『episode0』にしているわけで。そこから(新しい)メンバーが入った時に、エピソードが重なっていくのかな、と。そういった心持ちで活動しています。 佐藤:timeleszはグループ名の最後に“sz”とあるようにSexy Zoneと地続きな部分はあるんですが、これからまったく新しいグループを作る感覚もあるというか。今まで築き上げてきたものも受け継いで大事にしていきたいですし、これだけ新しい挑戦をさせていただいているので、新しいものが生み出せなかったらチャレンジしてる意味はないと思うので、新しい出会いにワクワクして。どういう方に出会って、どういうグループになっていくのか、ある意味見えないなか冒険するような気持ちで歩んでるんですけど、10年以上経ってもワクワク感を抱けるっていうのはありがたいことだなと思いますし、ファンの方には心配をさせてしまっている部分もあるんですけど、応援の声もいただけるようになってきているので、その言葉を胸に、精一杯丁寧に仲間を探していけたらなと思います。 “5人のSexy Zone”というものにこだわっていたぶん、5人での活動ができないという状況になった時に、「どうやったら前を向けるようになるかな?」というのはすごく考えていて。timeleszという名前に変わり、オーディションをやるということが決定した時に、それが原動力になって前を向く――このまま下を向いていてはいけないなというか、ちゃんと上を見上げて、今までの気持ちも背負って、これから力強く歩んで行かなきゃいけないんだなと思えたのがこの「timelesz project」でもあるので。うん。今までの気持ちも胸に、また新しい可能性を探して、まだ僕たちも見えない部分も探しながらではあるんですけど、誠心誠意、人生をかけて、いいグループを作っていきたいなと思っています。
林なな