「40歳までに自衛隊プレミアムボディで1番になりたかった」週5で筋トレする自衛官が磨いた肉体美で悲願のV
自衛隊員および防衛大学生のみが参加可能である「自衛隊プレミアムボディ2024」(8月17日、横浜ランドマークホール)。激戦を勝ち抜き、総合クラス海上自衛隊部門で総合優勝をはたしたのが馬場友進だ。 【フォト】悲願の初優勝をはたした馬場の剛健ボディ
彼がトレーニングに目覚めたのは自衛隊での海外派遣中のこと。「筋トレを教えてくれる先輩がいまして。そこでトレーニングをして筋肉をつけることがすごい楽しくなって、体も変わってきて、そこからのめり込んで、この自衛隊のコンテストを知って出場しました」と思わぬ出会いで夢中になれるものを見つけた。 とはいえ、大会ではなかなか頂点に手が届かなかった。初参戦では準優勝、翌年は3位と入賞はするものの、トップには一枚壁があった。その中でもJBBF(日本ボディビル・フィットネス連盟)の大会にも出て自己研鑽を積むなど、ステージでの経験を積み上げた。 もちろん、「普段は週5でトレーニングしてまして、内容としてはBIG3を中心にしています。胸・背中・脚を鍛える形ですね」と日々のトレーニングも欠かさない。 今年は東日本メンズフィジーク選手権(7月7日、千葉市民会館)のメンズフィジーク168cm以下級で優勝を飾るなど、徐々に実績がついてきた。その中で臨んだ今大会では、数々の舞台で磨いたステージング、鍛えあげたボディで会場を魅了した。結果は追い求めた優勝であり、金メダルを手に喜びを噛みしめた。 「今年で40歳になるので、40歳までに自衛隊プレミアムボディで1位になりたいという目標がありました。それをはたすことができてよかったです。今後はJBBFの大会にも挑戦を続けて、オールジャパン選手権などトップレベルの大会でも入賞できるような体をつくっていきたいです」
取材・文・写真/シュー・ハヤシ