【清水エスパルス】ダービー制し前半戦を首位ターン それでも常に“変化”を求め目指すは頂のみ
秋葉監督「変化をもたらしながら」
-愛媛戦に向けた抱負 清水エスパルス・秋葉忠宏 監督: やり合いだったら自分たちに分がある。自分たちも走るが、相手も走らせる。フィジカルとかメンタルの削り合いなら負ける気はしないし、それで負けていたらJ1では話にならない。そこもしっかり意識しながらやりたい。 ちなみに去年も自分たちは夏場で強かった。ボールを動かすことができるチーム。自信はある。 守備なら一歩早く寄せられるかを進め、ハイプレスはもちろんだが、セットディフェンスの強化をしたい。最近の試合ではロングボールを入れてくるチームが増えたきた。ならば、裏のスペースを消して、ミドルカウンターを狙うとか。ミドルでブロックを組めば近くにつけたくなるように、その精度を上げたいし、出来ればまた1つ武器が増えて相手が嫌がると思う。 -最近3バックを採用している狙い 清水エスパルス・秋葉忠宏 監督: 後ろの守備を固くすることはあるが、それ以外にも攻撃でのびのび背後を取りに行くという効果が出ている。 攻めあぐねるかもしれないと思ったが、1トップではなく、5トップになるという形が見える。これは選手の気持ちの持ちようで変わる。3バックは5バックにもなるが、運動量のある選手が多いので前への圧が上がる。4-4-2システムより攻守に枚数が増えるという印象が強いし、オフェンスでそうした現象がおもしろい。選手によって違うんだと改めて感じる。 4バックと3バックは併用できるほど精度が上がった。また、4-2-3-1もできるし、今後、4-2-1-3に変えていきたいと思う。表記が違うだけかもしれないが3トップにしちゃおう、と。印象が全然違うと思う。変化をもたらしながらあと19試合を戦いたい。
北川主将「ブレないことが大事」
-前半戦最後の藤枝戦と天皇杯2回戦も勝ち、チームは上向きか 清水エスパルス・北川航也 主将: それでもアウェーでは難しい戦いが続いているのは事実。この2連戦に勝てば目標にぐっと近づくので、そのためにチームとして、今までとは少し違うやり方だったり、何か変えて行こうということもあり、結果に結びつけることが自分たちの仕事。 -アウェーの難しさ 清水エスパルス・北川航也 主将: いずれも先制点を獲られているということ。これがゲームを難している。相手はホームで先制点を狙うのは当たり前。さらに追加点も狙ってくる。 自分たちがホームでやることを相手もやってくる。自分たちに限らず、獲れないのなら獲らせないのも大事だし、自分たちから崩れないことが大切。 -ホーム開幕の愛媛戦では2ゴールを挙げ勝利 清水エスパルス・北川航也 主将: シーズン通す中で相手も変わっていると思う。成熟度は高まっている。前の試合のようにはいかないと想定している。ただ、いいイメージはあるし、自分もここまでいい形できている。出来ることを最大限やりたい。 自分が研究されてくることもあるが、自分が点を獲れなくても、仲間が点を獲ってくれればいいと思っている。 夏場、暑いのは好きではないが、夏場に結果が出ているという感覚がある。暑さに左右されることなく、頭を使って、相手より走らないと結果はついてこない。ブレないことが大事だと思う。