招集あるぞ! A代表に呼ばれそうなU-23日本代表(3)え? まだ10代!? 現代型として文句なし。最高のエリートDF
パリ五輪(パリオリンピック)2024、男子サッカー競技でU-23日本代表はベスト8という結果で幕を下ろした。最後まで勇敢に戦い抜いた彼らは、ここから所属クラブでA代表(フル代表)入りを目指して研鑽を重ねていくことになる。今回は、A代表でも十分に活躍できるであろうパリ戦士を紹介する。 ※スタッツは8月7日時点のデータサイト『Transfermarkt』を参照。海外組を含めたフル代表に招集歴のある選手は対象外とする。
DF:高井幸大 生年月日:2004年9月4日 所属クラブ:川崎フロンターレ 川崎フロンターレの若きDF高井幸大は、今後の活躍が楽しみな逸材だ。弱冠19歳ながら今季はここまでのリーグ戦14試合(先発12試合)に出場し、定位置を確保している。 パリ五輪でも素晴らしいパフォーマンスを披露した将来有望株の特筆すべき点は、その守備対応だ。地上戦ではスピードを活かして相手FWを自由にさせず、インターセプトやクリーンなタックルでピンチの芽を摘んだ。 また、空中戦においても強さを発揮。センターバックの相方である木村誠二とともに空中戦の強さを見せつけ、今大会では空中戦勝率89%という素晴らしいスタッツを残している(データサイト『Sofa Score』参照)。 さらに、パリでは川崎Fで磨かれた戦術理解力が光った。主に右センターバックとして起用されたが、グループリーグ第2戦のU-23マリ代表戦(1-0)では左CBとしてプレー。問題なく適応し、大胆な持ち上がりや鋭い縦パスで最終ラインから攻撃の起点になった。 そんなエリートDFである高井は、順調にキャリアを歩めばやがてはA代表の最終ラインに名を連ねる選手へと成長するに違いない。Jリーグでもそのクオリティの高さは印象的だったが、パリ五輪でその評価をさらに高めたと言えるだろう。A代表には冨安健洋という強力すぎるライバルがいるが果たして…。
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