山寺の立石寺ですす払い
年の瀬を迎え、山形市山寺の立石寺(清原正田(せいでん)住職)で30日、山門前にある鐘楼(しょうろう)のすす払いが行われ、感謝の気持ちを込めて1年の汚れを落とし、除夜に備えた。 山寺観光協会と観光ガイドきざはし会のメンバーが直径約90センチ、高さ約120センチの鐘と鐘楼の中を布で丁寧に拭き、笹竹で天井のほこりやクモの巣を払った。紅白幕や照明も設置し、作業は完了。寺に供える餅つきも行った。 立石寺では今月に入り、すす払いを始め、鐘楼は最後に行った。清原住職は「今年は県内も水害で大きな被害を受けた。新年は災難のない良い年を迎えてほしい」と話した。除夜の招福の鐘として知られ、31日は午後11時45分から鐘を突き始め、参拝者も突くことができる。干支(えと)の土鈴を数量限定で配る。