キャリア晩年で達観するメッシ「みんな好きなように覚えていてくれればそれでいい」
2026年北中米ワールドカップに向けて、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシは「実際のところどうなるかわからない」と言及した。スペイン『マルカ』が伝えた。 【写真】影山優佳さんが撮影した内田篤人氏が「神々しい」「全員惚れてまう」と絶賛の嵐 24年カタール大会で悲願のW杯制覇を果たしたメッシ。その後は代表引退をほのめかしながらも、現在もそのユニフォームを着て活躍を続けている。ファブリツィオ・ロマーノ氏の『433』では改めて進退に言及した。 「アルゼンチンでは何度もこの質問を受けた。シーズン終盤を良い形で締めくくり、その後、昨シーズンは多くの移動があったためにできなかった良いプレシーズンを迎えたいと思っている。そこから自分の気持ちを確かめたい。サッカーでは常に多くのことが起こるから。まだ先は長いので、あまり考え過ぎずに日々を過ごしたい」 今年6月に37歳となり、キャリアも晩年を迎えようとしている。引退後のビジョンも見えつつあるなか、メッシは「監督になりたいとは思わない」と本音。「まだ将来について何をしたいかははっきりしていない。以前よりも日々の活動をもっと大事にするようになったので、ただプレーし、トレーニングし、楽しむことだけを考えている」と語った。 史上最多8度目のバロンドールも獲得し、数々のタイトルを得てきた。記録に残ったが、記憶に関してメッシはこだわりを見せない。「人々が僕をどのように覚えていてもらっても構わない」。その理由は、やはりW杯制覇のようだ。 「自分のキャリアに感謝しているし、神のおかげで今まで成し遂げてきたことには本当に感謝している。僕の最大の夢はW杯で優勝することだった。それには長い間戦い、かなりの努力が必要だった。バルセロナや代表チームで全てを勝ち取れたし、素晴らしい生活と家族を持つことができたことにとても感謝している。だから、皆が僕を好きなように覚えていてくれればそれでいい」