J2仙台 MF相良竜之介が山形MF気田との対決に闘志「どっちが違いを出せるか、勝たせられるかの勝負」…13日・みちのくダービー
J2ベガルタ仙台がモンテディオ山形を迎え撃つ「みちのくダービー」は13日に、ホーム・ユアスタで行われる。仙台は今季全9試合で総得点は8。そのうち5ゴールに関与しているのがMF相良竜之介(21)だ。昨季は今季から山形に移籍したMF気田亮真(26)にポジションを奪われ影を潜めた相良が、ダービーへの思いや好調の要因を語った。(取材・構成=山崎 賢人) *** 開幕から8試合に出場し、3ゴール2アシストとチームをけん引している相良。今季絶好調の要因には加入2年目にもなり、仲間と互いに意思疎通を深め、伸び伸びとプレーができていることを挙げた。食生活も改善し、栄養を考えて食事を提供してくれるお店に通いつめている。「ハードな練習とか試合をやっていて、そこに必要な栄養を出してもらってるので、少しずつ疲労軽減とかを感じている」と他を圧倒するドリブルにつながっている。 昨季は5月13日に行われた1戦目(2〇1、ユアスタ)で先発。初めてみちのくダービーの雰囲気を味わった。「すごい盛り上がりでファンの方の熱量や、勝ってくれよという思いが伝わった。去年はめちゃくちゃ緊張したのを覚えている」。しかし、7月1日の2戦目(1●4)ではベンチにも入らず、自宅で観戦。チームが負けた以上にピッチに立てていない悔しさを味わった。今季は主役としてユアスタを沸かせる。「今年は結果が出ている状態なので、気持ちの面でも自信がある。サポーターもいっぱい入ると聞いているので、喜ばせたい」 両チームともにサイドアタッカーに特徴があり、勝負のカギを握る。昨季自身が出場できないときにも気田の活躍を凝視し、プレーを盗んできた。「ドリブルの運び方とか見習うことが多かった。同じポジションだと思うので、どっちが違いを出せるか、勝たせられるかの勝負。お世話になった分リスペクトはしていますけど、負けたくない」と火花を散らした。 直近の試合ではチームとして攻撃の形もでき始め、ダービーでの初ゴールもイメージができている。「背後を狙うところとか、ペナルティーエリア近くやゴール付近で仕掛けられたら嫌だと思う。味方と常に関わり続けながらゴール前で違いを発揮したい」。アグレッシブな攻守を仕掛けて左サイドを制し、超満員のユアスタに大歓声をとどろかせる。
報知新聞社