６回に一発を浴び、足を上げて悔しがる阪神・村上頌樹

　阪神は30日のDeNA戦（甲子園）に0―2で敗れ、本拠地最終戦を白星で飾ることはできなかった。 【写真】前回登板ではサヨナラ打を浴び、号泣した阪神・村上 　この日は〝CSにらみ〟の継投となった。先発・青柳晃洋投手（30）が5安打を浴びながらも2併殺に打ち取るなど、3回無失点で降板。4回からは、先発から中継ぎ待機となっていた村上頌樹投手（26）がマウンドへ上がった。 　村上は4、5回は走者を背負いながらも、無失点投球。だが、両軍無得点で迎えた6回だ。一死一塁、カウント1―1から代打・宮崎に直球を捉えた打球は左翼ポール付近への特大ファウル。リプレー検証も行われたが、判定はファウルのままとなった。しかし、4球目の147キロの直球を左翼席へ叩き込まれ、14号2ランを被弾。まさかの打ち直しの一発に、マウンド上では悔しさをにじませていた。 　岡田彰布監督（66）は、4回から継投に入ったことについて「青柳もあれや。3回、3回でいこうと思ってたから」と予定通りだったことを明かし「（村上は）そんなボールいってないなあ。（末包のサヨナラ打を浴びた）広島もそうやったけどなあ」と首をかしげた。 　その上で、村上のCSでの起用法については、「それは分からん。ちょっと間隔空くからな。フェニックスの日程（10月7日開幕）見てても、ちょっと投げさしに行かれへんよな。バッターも巨人、DeNAやもんな。韓国と。ちょうど。そんなDeNAの試合に行かれへんわ」とし、青柳についても「もうこれから、これから」と明言を避けていた。