アーセナルはやはりアルテタによる長期政権へ 指揮官の新たな長期契約締結迫る
チームを蘇らせたアルテタ
アーセナルは指揮官ミケル・アルテタに対し、新たな長期契約を提示する意向のようだ。英『sky sports』が伝えている。 アルテタ監督の現在の契約は2025年までとなっているが、同監督とスポーツディレクターのエドゥ・ガスパール、そしてオーナー陣との関係性は強固なものとなっており、今後長期にわたってアルテタはクラブに尽力すると報じられた。 関係性が良好のため、正式な会談などは特に必要とされてはおらず、交渉を急ぐ必要もないようだ。契約の延長は自然な流れのなかで行われるとみられ、アルテタは自身の契約期間を心配することなくチームの調整に注力しているという。 以前、アルテタは「いつかは母国へ帰りたい」と発言したことがあり、これがバルセロナのシャビ・エルナンデス解任と重なったため、バルセロナに引き抜かれるのではないかという憶測も飛んだ。バルセロナはアルテタがかつてアカデミー時代を過ごしたクラブであることもあって移籍が取りざたされたが、どうやらアーセナルで引き続き指揮をとっていくことは間違いないようだ。 アーセナルOBでもあるアルテタは2019年冬にウナイ・エメリの後を継ぐ形でアーセナル指揮官に収まった。当初の成績はリーグ8位、5位、5位と振るわなかったが、クラブは粘り強く続投を支持。22-23シーズンにはマンチェスター・シティと張り合えるだけの競争力を手に入れた。昨季もプレミアリーグのタイトル争いでギリギリのデッドヒートを繰り広げ、わずか勝ち点差「2」で2位という結果になっている。 アーセン・ヴェンゲル政権後期から低迷していたアーセナルに再び競争力をもたらしたアルテタ。今季はリーグタイトルに期待がかかっている。
構成/ザ・ワールド編集部