アクセスサッポロ後継展示場、27年秋開業 札幌市、月寒ドーム跡に
札幌市は27日、大規模展示施設アクセスサッポロ(白石区)の後継施設となる新展示場を豊平区の旧道立産業共進会場(月寒グリーンドーム)跡地に整備することを正式決定した。延べ床面積は旧施設の約3倍となる2万8千平方メートルで、2027年9月に供用を開始する予定。ただ、利活用が模索されている札幌ドームとの距離は約1キロと近く、両施設のすみ分けが課題となりそうだ。 新展示場の外観イメージ図(札幌市提供)
同日の定例市議会で関連議案を可決した。契約額は建設費222億円と供用開始から15年間の維持管理費などを合わせた計262億円。 新展示場の展示ホールは旧施設の3倍となる1万5千平方メートル。共進会場跡地はより大きな展示場や駐車場整備に十分な広さがあり、地下鉄駅に近い利便性もあり移転先に選んだ。