筋肉をほぐすのに最も効果的な方法…椅子に座ったまま10秒で股関節や太ももの張りを簡単に落とす!
「貧乏ゆすり」とは似て非なる
ヒザを揺らすことで、太ももとふくらはぎの筋肉をぶるぶる「ヨコ」に揺らしてみましょう。 この動きの最大のポイントは、変な力がギュッと入らないよう、ふくらはぎやお尻、太ももがなるべく力まないように気をつけること。そうでないと、気持ちよくぶるぶると揺れてくれません。できるだけ力まない体勢を見つけてください。 これは「貧乏ゆすり」と似てはいますが、別物です。貧乏ゆすりは筋線維に対して「タテ」のポンピング運動なので、筋肉は収縮しています。脱力してリラックスさせて「ヨコ」に振る行為とは真逆の動きなのです。 10~20秒やったら終わり。最初はうまくできないかもしれませんが、何度か繰り返すうちに、上手にぶるぶる揺らせるようになります。慣れてくると、10秒間で30~40往復くらいはぶるぶるできます。 ・足をハの字にズラして「ふるふる」 さきほどはまっすぐで「ふるふる」してもらいましたが、次は足を「ハ」の字にして、内股っぽい感じで「ヒザふるふる」をしてみましょう。 今度も10~20秒ほど。 揺れる場所が変わり、新たな効果が生まれます。太ももの裏側にあるハムストリング(大腿二頭筋)が揺れやすくなったのではないでしょうか? それでは、立ち上がってもう一度前屈してみてください。驚きの結果が出るはずです。個人差はあると思いますが、さきほどよりも床に手が近づいている方が多いのではないでしょうか。 日常的にストレッチや運動をする人は、このように筋肉の錆が取れた状態で、運動を始めてみてください。筋肉がリラックスしているから、体の感覚が明らかに変わるはずです。 動的ストレッチでいえば連動性の可動域も非常に生まれやすいし、静的ストレッチでいえば痛みが少なくなるでしょう。 この「10秒シェイク」、手軽にできることから生徒さんたちに大好評でどんどん愛好家の輪が広まっていき、いつしか「ふるふる」の愛称で呼ばれるようになりました。