水橋学園の工事安全願う 富山市初の義務教育学校、26年完成
2026年4月に富山県富山市の水橋高校跡地で開校する義務教育学校「水橋学園」の起工式が19日、同市水橋中村の現地であり、関係者が工事の安全を祈願した。市内初の義務教育学校で、水橋地域の7小中学校が統合して誕生。26年1月の完成を予定している。 宮口克志市教育長ら約40人が出席。神事の後、整備事業を統括管理する特別目的会社「セブンプライド」の山田仁史社長(日本海建興社長)が「新しいコミュニティー形成が可能な学校を整備する。地域全体の活性化と再生につなげたい」とあいさつした。 水橋学園は、水橋中部と水橋西部、水橋東部、旧三郷、旧上条の5小学校、水橋と三成の2中学校を統合して開校。地域住民との交流を想定した「階段教室」や災害時の避難所としても活用できる「水橋ホール」などを備える。敷地面積は約5万5800平方メートル、延べ床面積は約1万9600平方メートルで、事業費は約89億円。