【ラグビー】初出場の関大北陽は伝統校の天理に屈する 流経大柏もBシードの尾道を撃破
天理と同じく1回戦から勝ち上がった流通経済大学付属柏高校(千葉)もBシード校を倒した。2回戦で尾道高校(広島)と対戦し、32-21で制した。 前半をリードしたのは尾道だった。流経大柏にペナルティゴール(PG)で先制されたが、12分、尾道はSH竹本悠希のブレイクで敵陣22メートルライン内に入り、フェイズを重ね、竹本がディフェンス裏のスペースにキックすると、バウンドボールを青いジャージーの15番が確保し、水谷康生のトライとなった。 尾道は18分にもゴールに迫り、HO杉本天がピック&ゴーでインゴールにねじ込んだ。 その後、流経大柏に1トライを許したが、尾道は28分、敵陣深くに入ってFWの連続攻撃でアドバンテージを得、身長180センチのLO辻井春希が体を伸ばしてトライを決めた。 しかし、10-21で折り返した流経大柏は後半早々、PGで点差を詰め、6分にはハーフウェイ付近のすばやいパス回しから主将のCTB阿部煌生が抜けて、左外でサポートについていたNO8佐藤椋介がパワフルにタックルを4つ外し、トライ。SH三田村喜斗のコンバージョンも決まり、1点差とした。 押せ押せムードの流経大柏は9分、ハイボールで相手にプレッシャーをかけ、ロストボールを手にして大きく展開し、FB丸岡大地斗がブレイク、パスをもらったWTB西機大河が左外を振りきってインゴールに持ち込み、逆転した。 流経大柏はその後、ピンチをしのぐと、16分にも敵陣深くに入りラインアウトからモールで押し込み貴重な追加点を獲得。 流経大柏は後半、相手にスコアを許さず、タフな戦いを制して花園で元日を迎えることとなった。