<石見舞菜香>「【推しの子】」黒川あかね役 有馬かなへの複雑な思いを表現 演技力の源は猫!?
「難しかったです……。かなちゃんのことを好きだからこその気持ちがあって、あかねちゃんは、かなちゃんにかなわなかったと感じています。演じる際、その悔しさをにじませたのですが、『かなわなかったことが本望だと思って』というディレクションをいただき、すごく納得しました。あかねちゃんは、好きなかなちゃんに勝ちたくて頑張っていたけど、勝てなかったことで、これが私の憧れたかなちゃんだ!と“解釈一致”みたいな気持ちなんですよね。憧れのかなちゃんでいてくれてある意味幸せであるという複雑な思いを抱いています。あかねちゃんが周りの人に向ける感情がすごく複雑で、リアルなんです」
第1期の収録の際、石見さんは集中しすぎて、休憩中も共演者とあまりしゃべることができなかったという。第2期では変化もあった。
「第1期の時は、とにかく集中していたのもあり、なかなかしゃべれませんでした。ただ、席順を意識して、かなちゃんを演じる潘さんと私で、アクア役の大塚さんを挟んでいるんです。ようやく皆さんとお話できるようになりました」
全力で役に挑んでいるが、石見さんは「そういうのが好きなんです」と笑顔で話す。
「帰り道に、収録が終わったのにも関わらず練習しています。マスクをしているから、バレないかな?と思って、ボソボソ言ってみたりもして(笑い)」
収録は集中しているが、家に帰ると“推し”に癒やされているという。
「今一番の推しは、我が家の猫です。自分で愛猫のオリジナルグッズをいっぱい作っちゃったりもして、もう猫だらけです。我が家の猫のオタクですね。友達に見せたら、猫は可愛いけど、ちょっとやりすぎ……と言われるくらい、たくさんの愛を注いでいます。猫がいれば、ストレスゼロです」
あかねのような高い演技力の源には“推し”の存在があるのかもしれない。