リドリー・スコット、「エイリアン」新作映画の企画を進めていると明かす
リドリー・スコット、「エイリアン」新作映画の企画を進めていると明かす
映画監督でありプロデューサーでもあるリドリー・スコットが、『エイリアン:ロムルス』の成功を受けて、20世紀スタジオで「エイリアン」の新作映画の企画を進めていると明かした。この新作は『エイリアン:ロムルス』の続編だと思われる。 「エイリアン:ロムルス」画像・動画ギャラリー The Hollywood Reporterのインタビューで、スコットは何気なく新作の企画について明らかにし、詳細はまったく語らなかった。しかし先週には、20世紀スタジオがフェデ・アルバレスを再び迎えて『エイリアン:ロムルス』の続編企画を進めていることが報じられていたため、今回のニュースと先週のニュースはほぼ確実に同じ作品を指していると言っていいだろう。 同インタビューの冒頭で、スコットは長年にわたり「エイリアン」と「ブレードランナー」の所有権を持っていないことに不満を感じているとし、その責任は自社の元経営陣の一部にあると述べている。 「(スティーヴン・)スピルバーグが『ジュラシック・パーク』などでやっていたように、ジェームズ・キャメロンがやっていたように、私も保持しておくべきでした」とスコットは言う。「私は『プロメテウス』と『エイリアン:コヴェナント』で、死んでいた『エイリアン』シリーズを復活させました。そのときに所有者に戻るべきだったのですが、いい加減な人がいたためにやりませんでした」 実際、1979年にスコットが1作目の『エイリアン』を監督して以来、「エイリアン」シリーズはややごちゃごちゃした展開を見せてきた。『エイリアン2』、『エイリアン3』、『エイリアン4』はどれもスコットが関与していなかったが、『プロメテウス』、『エイリアン:コヴェナント』、そして最新作『エイリアン:ロムルス』という最近の作品では再びスコットが関与するようになった。 スコットが製作した『エイリアン:ロムルス』は日本で2024年9月6日に公開され、全世界で3億5000万ドル(約536億円)の興行収入を記録した。また米国では、『エイリアン』の公開45周年を記念してVHS版の発売も予定されている(現代的なメディアでも発売予定)。『エイリアン:ロムルス』はIGN USのレビューで8点を獲得。「大ヒットホラーの原点に立ち返るアプローチにより、流動的なトーンを持つ本シリーズで愛されている要素のすべてを、1本の残忍かつ緊張感のある作品へと凝縮している」と評されている。
Rebekah Valentine