【GW後半】外遊びに潜む“危険”と対処法 死に至ることも……海のカツオノエボシ、山のツツガムシ 「ツツジの蜜」もNG
日テレNEWS NNN
ゴールデンウイーク(GW)の“後半戦”が3日から始まります。海や山、公園などで遊ぶ機会も増えますが、さまざまな危険が潜んでいます。クラゲの仲間「カツオノエボシ」とダニの一種の「ツツガムシ」は死に至る可能性があり、公園のツツジにも要注意です。 【画像】「猛毒クラゲ」に刺され一日で10人救急搬送も…
■海や山、公園で…「安・近・短」のGW
藤井貴彦キャスター 「3日はGW“後半戦”の初日です。天気も全国的に良さそうなので、海で潮干狩り、山でキャンプ、さらに今年の特徴である『安・近・短』で公園にお出かけをするという方もいらっしゃると思います。そんな時に注意してほしいことがあります」
■ガラス細工のようなクラゲの仲間
小栗泉・日本テレビ解説委員長 「まず海について。神奈川・江の島で撮影された写真があります。ガラス細工のようできれいなのですが、強い毒を持つ『カツオノエボシ』というクラゲの仲間です。毎年、GWから夏にかけて多く見られます」 「触ったり踏んだりして刺されると、電気が走ったような痛みとミミズ腫れ、呼吸困難などが起きます。最悪の場合、亡くなってしまうこともあります。死んでも毒針が出るため、神奈川県では、見つけても絶対に触らないよう呼びかけています」 藤井キャスター 「万が一、刺されてしまったらどう対処すればいいのでしょうか?」 小栗委員長 「かながわ海岸美化財団によると、まず海水で洗い流すことです。真水だと、刺さった毒針が取れづらくなり、痛みも強まってしまうそうです。その後、速やかに病院に行きましょう」
■特有の病原体があるツツガムシの幼虫
小栗委員長 「次に、山や河川敷などで注意してほしいのがツツガムシの幼虫です。山形県は2日、80代の男性がツツガムシ病に感染したと発表しました。ツツガムシはダニの一種で、マッチ棒と比べても見えるか見えないかというほどの小ささです」 「草むらなどに潜んでいますが、特有の病原体を持っている幼虫にかまれると、ツツガムシ病になることがあります。初期症状は、だるさや発熱など風邪と似たようなものですが、治療が遅れると死に至ることもあるそうです」 藤井キャスター 「マッチ棒と比べてもかなり小さいので、かまれたかどうかも分からないと思いますが、どう対処したらいいのですか?」 小栗委員長 「秋田県健康福祉部によると、一番効果的なのは長袖・長ズボンを着ることですが、暑いので半袖を着ているケースも多いかと思います」 「ツツガムシは10時間ほど体の柔らかい所を探してウロウロしているため、帰宅後すぐに入浴してしっかり体を洗い流し、着ていた服をすぐに洗濯すれば、かまれずに予防できる可能性が高いということです」