【NHKマイルC馬体診断】ディスペランツァ
「NHKマイルC・G1」(5日、東京) 出走馬の立ち姿の写真と馬体診断を、デイリースポーツのホームページに掲載する大好評企画。馬を見る目に定評のある僚紙・馬サブロー調教班の吉田順一(栗東)、石堂道生(美浦)の両トラックマンが、出走を予定する各馬をA~C評価しました。週末の予想にお役立てください。 【馬体診断】3歳最強マイラーは?NHKマイルCの有力馬をチェック 【ディスペランツァ A】 アーリントンC組の中では追い切り開始が早く、週末には栗東坂路で4F51秒7-1F11秒9を計測。また1週前追い切りでも、ストライドをしっかりと伸ばして好気配。吉岡厩舎流の調整過程で元気いっぱいだ。500キロを超すルーラーシップ産駒だが、前腕とトモのバランスが良くコンパクトな姿形。まだキ甲(※1)の抜けや尻高の体形で後肢が流れていることから成長の余地は残しているが、それでも皮膚の薄い筋肉の質感でボリュームは十分。ローテーションは詰まっているが、状態はますます快調だ。(馬サブロー栗東・吉田順一) 〈1週前追い切り診断〉栗東坂路で4F56秒4-41秒5-12秒8(馬なり)をマーク。間隔が詰まっているため馬任せだったが、程良い気合乗りを見せており上々の気配。出来は高いレベルで安定している。 (※1)「キ甲」とは首と背の境の膨らんでいる部分。幼いうちは目立たないが、成長すると隆起してきてよく分かるようになる。この部分が隆起してよく見えるようになることを「キ甲が抜ける」と表現される。