福島県内選挙区 1区・金子氏(立民)2区・玄葉氏(立民)3区・小熊氏(立民)4区・坂本氏(自民)当選
第50回衆院選は27日に投票、即日開票された。公選法改正による衆院選小選挙区の「10増10減」に伴い、福島県内の小選挙区は一つ減って四つになった。自民党の前職1人と新人2人、立憲民主党の前職3人と新人1人、共産党の新人3人、自民系無所属の前職1人の計11人が立候補し、自民の新人1人、立民の前職3人が当選した。自民の1勝3敗となり、小選挙区で野党に負け越した。区割りの改定により単純には比較できないが、1996(平成8)年の小選挙区比例代表並立制が導入されて以降、小選挙区での自民1勝は政権交代が起きた2009年の0勝に次ぐ少なさ。 自民は4区で元県議の新人坂本竜太郎氏(44)が初当選を飾り、1議席を死守した。本県復興や地方創生策などを訴え、幅広く支持を集めた。1区の前職亀岡偉民氏(69)、2区の新人根本拓氏(38)、3区の前職上杉謙太郎氏(49)は落選した。 立民は1区の前職金子恵美氏(59)が4回目、2区の前職玄葉光一郎氏(60)が11回目、3区の前職小熊慎司氏(56)が5回目の当選を果たした。政治改革や生活向上策などを訴えた。4区の新人斎藤裕喜氏(45)は落選した。
共産党は2区の新人丸本由美子氏(62)、3区の新人唐橋則男氏(63)、4区の新人熊谷智氏(44)がいずれも敗れた。