菊池雄星投手 エンゼルスと合意か 米報道
米大リーグ・アストロズからフリーエージェント(FA)となっていた菊池雄星投手(33)=花巻東高出=がエンゼルスと3年総額6300万ドル(約97億円)の契約を結ぶことで合意したと、スポーツ専門局ESPN(電子版)などが現地時間25日に伝えた。 菊池は盛岡市出身で、花巻東高時代には1年夏と3年春夏の計3度甲子園に出場。3年春には県勢初の準優勝に導き、夏も4強入りの原動力となった。2009年のプロ野球ドラフト会議で6球団から1位指名を受け西武に入団。17年には最多勝と最優秀防御率に輝くなどエースとして活躍し、19年にポスティングシステムでマリナーズに移籍した。 22年にブルージェイズに移籍し、23年には初の2桁勝利を達成。大リーグ6年目の今季はシーズン途中の7月にアストロズに移籍し、登板日にはチームが負けない「不敗神話」が続くなど4年連続地区優勝の立役者となり、通算9勝10敗、防御率4・05で、初のシーズン200奪三振を達成した。 今月には自身がプロデュースした屋内練習施設「King of the Hill(キング・オブ・ザ・ヒル)」が花巻市南新田地内に完成し、17日にオープニングセレモニーに出席。同施設を使って自主トレを続けていた。 今回移籍すれば自身にとって大リーグ4球団目。エンゼルスでは後輩の大谷翔平選手らに続き日本人6人目の所属となる。