賞味期限ってどのくらい? 小麦粉の安全ガイド
※この記事は、海外のサイト『delish』で掲載されたものの翻訳版です。データや研究結果はすべてオリジナル記事によるものです。 ケーキやタルトなど、クリスマスやバレンタインにお菓子を作る季節には、小麦粉を使用する可能性が高い。小麦粉はほぼすべてのお菓子作りの基礎となるけれど、定期的にお菓子を作る人でなければ、棚にしまってある小麦粉はおそらく新鮮な状態ではないはず。使用する材料の賞味期限が切れていないことを確認するのは常に重要なこと。食品の安全面だけでなく、古い食材は新鮮な食材より風味が落ちる。 消費期限を過ぎたベーキングソーダ(重曹)は膨らませる能力が落ちているだろうし、何十年も前のシナモンは香りが無くなっている可能性が高い。また消費期限切れのかぼちゃピューレの缶詰は中の様子を想像することすら恐ろしい。では、小麦粉はどうなの? 白い粉の鮮度は見た目だけでは判断できないので、時間と材料を無駄にしないためにも、小麦粉の保存期間について知っておくべきことを詳しく解説。
小麦粉も傷むの?
厳密に言うと、答えはイエス。小麦粉は傷む可能性がある。では、パッケージに記載されている消費期限をチェックすればいいかといえば、そんなに簡単な話ではない。実際、袋に印刷されている日付には「販売期限」や「賞味期限」という用語が使用されることが多く、これは品質のピークを表すための指標であって、安全かどうかを示すものではない。 ただしここで考慮するべき要素は、使用する小麦粉の種類と保存方法。小麦粉は通常乾燥しているいっぽうで、小麦粉を作るために使われる原料にはさまざまな量の脂肪が含まれている。食用油が時間の経過とともに劣化するのと同じように、小麦粉に含まれる油も時間が経つと酸化してしまう。 傷んだ食品を食べるのは安全ではないし、場合によっては一時的に胃の調子が悪くなる恐れがある。また、焼き菓子に変な苦味が加わるかもしれない。ある程度の時間酸素にさらされると、どんな小麦粉も最終的には傷んでしまうので、ここではもっとも一般的な小麦粉の種類とその寿命についてご紹介。