なでしこはアメリカを倒して“ベスト4の壁”を超えられるか!? 「間違いなく、世界屈指の2つの強豪国による極めて緊迫した激しい戦いとなるだろう」
大一番を迎える
日本時間の今夜22時にキックオフを控えるパリ五輪準々決勝なでしこジャパン対アメリカ代表の一戦。 [動画]北川ひかる驚愕の左足が炸裂! ナイジェリア戦のロングFK なでしこジャパンにとっては大一番となる試合だが、ここ近年のなでしこはベスト4に進出できていない。前回大会の東京五輪、そして昨年のW杯と、いい試合を見せながらもどちらもベスト8で敗退。メダルまで後一歩が届かない状況が続いている。 そんななか、迎える準々決勝の相手はかつてなでしこと世界女王の座を争ったアメリカだ。昨年のW杯はベスト16でスウェーデン代表にPK戦の末敗れたが、再び強さを取り戻し、パリ五輪グループステージではドイツ代表、オーストラリア代表、ザンビア代表に3連勝を飾りここまで駒を進めている。 強敵アメリカとの一戦を前に、英『90min』はパリ五輪準々決勝のスコアを予想しており、なでしこは1-2でアメリカに敗れると予想。同メディアは「間違いなく、世界屈指の2つの強豪国による極めて緊迫した激しい戦いとなるだろう」と綴りながらも、「しかし、ヘイズの下で最近復活したアメリカを考えると、彼らが僅差で勝利する可能性が高い」と、なでしこはあと一歩アメリカに及ばないという見立てのようだ。 確かになでしこはアメリカと過去39回対戦して、勝利したのはわずか1試合(2012年のアルガルベカップ)のみだ。しかし2011年W杯ではPK戦でアメリカを倒して世界一に輝いた過去があり、今回も大一番でなでしこが勝つチャンスは十分にあるだろう。 直近の主要国際大会では2大会連続でベスト8で涙をのんでいるなでしこ。相手は長年のライバルで強敵アメリカだ。超えなければならない「ベスト4の壁」は今回も高いが、今度こそ、準決勝に駒を進めることができるか。
構成/ザ・ワールド編集部