那須川天心「来年あたりには(世界戦の舞台に)立てると思う。自分のために4人(の日本人王者)がいてくれるという意気込みでいたい」
◆プロボクシング ▽10回戦 那須川天心―ジョナサン・ロドリゲス 帝拳プロモーションは31日、都内で会見を行い、7月20日に両国国技館で世界バンタム級WBA同級7位、WBO11位、WBC13位の那須川天心(帝拳)がWBA世界バンタム級(53・5キロ以下)4位ジョナサン・ロドリゲス(米国)と対戦することを発表した。同選手にとっては初の10回戦となる。「(予想より)早いなと。タイトルマッチをやらせてもらえるように近づいてきているのかな」と自身の成長と周囲の期待が上がっていることを感じている。 天心は1月にWBA、WBO世界同級14位のルイス・ロブレス(メキシコ)との試合で3回終了後、右足首を痛めた相手の棄権により初のTKO勝ちを収めた。試合後に「バンタム級でやっていけると実感している。しっかり世界を狙っていく」と強豪ひしめく階級への参戦を表明していた。 現在、バンタム級はWBAが井上拓真(大橋)、WBCが中谷潤人(M・T)、IBFを西田凌佑(六島)、WBOは武居由樹(大橋)と主要4団体の王座を日本人が独占している。「自分のために4人がいてくれるという意気込みでいたい。一つだけじゃなく全部(ベルトを)取るつもりでいるので、全員意識しています」と4団体統一を目指すことを宣言した。 戦績は25歳の天心が3戦全勝(1KO)、ロドリゲスが17勝(7KO)2敗1分け。 試合はPrime Videoで配信される。
報知新聞社