北乃きい、『嘘解きレトリック』で11年ぶりの月9出演 片岡凜は“人形のような娘”役に
フジテレビ系にて放送中の鈴鹿央士と松本穂香がW主演を務める月9ドラマ『嘘解きレトリック』の第4話、第5話のゲストとして、北乃きい、片岡凜、佐戸井けん太、正名僕蔵、加藤諒の出演が決定した。 【写真】“人形のような娘”役を演じる片岡凜 本作は、『ガリレオ』シリーズ(2007年~2022年)の演出・西谷弘とプロデューサーの鈴木吉弘のタッグで贈る“レトロモダン路地裏探偵活劇”。原作は、『別冊花とゆめ』(白泉社)にて2012年から2018年まで連載されており、累計発行部数100万部を突破している都戸利津による同名コミックだ。 北乃が演じるのは、左右馬の親友であり刑事の端崎馨(味方良介)の姉・端崎雅。怪談雑誌「魔境探報」の記者という役どころだ。旺盛な探求心と徹底した取材をモットーに、怪談めいた事件のうわさを聞きつけると、真実を追い求めて全国各地へ取材に行く。お金に困っている左右馬たちを取材に同行させ、奇妙な事件を持ち込んでくる人物。妙なうわさがつきまとう「人形屋敷」と呼ばれる屋敷で事件が発生し、左右馬と鹿乃子を連れてこの「人形殺人事件」の真相を突き止めるために現場へと赴く。2025年に俳優としてデビュー20周年イヤーを迎える北乃は、『海の上の診療所』(2013年/フジテレビ系)以来、11年ぶりの月9出演となる。 月9ドラマへの出演は今作が初となる片岡が演じるのは、綾尾家の一人娘・綾尾品子。綾尾家は生まれつき体の弱かった品子のために、両親が娘の成長に合わせて作った等身大の人形を、娘と同様に育てるという変わった風習があり、品子自身も人形のようなその見た目から、「人形屋敷」と呼ばれていた。両親は海難事故で亡くなり、屋敷には品子と女中のみ。妙なうわさもつきまとうこの屋敷で、女中の柴田イネ(松浦りょう)が亡くなる事件が発生。イネは当時、品子が食事をする「人形部屋」と呼ばれる部屋をのぞくと、誰かの死体を発見。しかし、死体だと思われていたのは“人形”で、その後、イネが岩場に落ちて不審な死を遂げる……。 そして、佐戸井は不審な死を遂げたイネの遠縁にあたり、イネに「人形屋敷」での仕事を紹介した柴田役、正名はこの事件を捜査する刑事の寺山清一役、加藤は人形を抱えたまま死んでいるイネを発見し、発見当時「人形のような人影を見た」と証言する久保役をそれぞれ演じる。コメント 北乃きい(端崎雅役) 先に言っておきます。今回のお話はホラー的不気味要素が入った怖さ満載のお話です。もちろん、その中で左右馬と鹿乃子をはじめ個性のあるキャラクターたちが繰り広げるドタバタ劇やクスッと笑えるシーンもあり、老若男女に楽しんでいただける回になっています。私はこのような姉御肌でカッコよく、育ちのいいお嬢様という役柄は初めてで、チャレンジでもありわくわくもあり、毎日鈴木(雅之)監督に新しい引き出しを作っていただき、自分の芝居の幅を広げていただいた濃厚な撮影期間となりました。なので、そういった部分でも新たな自分を見ていただけると思います。このドラマはその他にも昭和初期の衣装もメイクも街並みも、楽しめるところが盛りだくさんな作品なので、そんなところにも是非注目して見てください!! 片岡凜(綾尾品子役) 綾尾品子役で出演させて頂きます。物心ついた頃から世間や人と切り離され、孤独で狭い空間の中で生きてきた品子の蓋をされて来た疑問と孤独を感じて頂きたいです。そして真っ赤な着物と日本人形たち、独特な世界観に染まる綾尾家を堪能して頂きたいです。作品の背景は昭和初期ですが、世間から孤立した品子やその他の登場人物たちの抱える問題は、どこか現代と変わらない感じがします。いつの時代も人は嘘に踊らされ、助けられるものだと作品を通して改めて感じました。
リアルサウンド編集部