元伊代表ザンブロッタ氏が語る今昔のSB「現在は技術があって攻撃的。私のようなSBは少ない」
元イタリア代表DFジャンルカ・ザンブロッタ氏が、セリエA公式ラジオ『Radio Serie A』のインタビューでサイドバックについて語り、自身に似ている選手を明かした。 現役時代にユヴェントスやバルセロナ、ミランなどでプレーした経験を持つザンブロッタ氏。かつてサイドバックとして活躍し、2006年にはワールドカップ(W杯)も制した元イタリア代表DFは、現役選手の中で自身に似ている選手を挙げた。しかし現在、自身と似た傾向の選手は少なく、ミランのテオ・エルナンデスらのような攻撃的なタイプが主流となっていると指摘している。 「私はスペースを狙って駆け上がっていくタイプだった。こうした特徴がみられるのは、(ラウル)ベッラノーヴァだと思う。このようなタイプの選手は少ないように思う。もう1人は(レオナルド)スピナッツォーラだろうか。この2人は私の現役時代に非常に近いと言える」 「だが、現在のサイドバックは昔よりもかなり技術があり、攻撃的だ。テオ・エルナンデスや(フェデリコ)ディマルコが良い例だ。ただ、すでに(ジョゼップ)グアルディオラ時代のバルセロナにおいて、ポジションの役割にこうした変化が生まれたことに、私は気付いていたよ」 また、元イタリア代表DFは自身がかつてコモの下部組織で攻撃の選手だったことを明かし、マルチェロ・リッピ氏との出会いによってキャリアの転機が訪れたことを振り返った。 「指揮官にとって、複数のポジションをこなせる選手がチームに2、3人いることが重要だ。私はコモのプリマヴェーラではセカンドトップでプレーしていたし、あらゆるポジションでプレーしてきた。ユヴェントスでは、(エドガー)ダーヴィッツと(アレッシオ)タッキナルディと3人で中盤を務めていたこともある。だが、私を低い位置の4バックでプレーさせたリッピが正しい選択をしたように思う。彼は私のキャリアを変えてくれた」